いわゆる「アニメがネットのコミュニケーションツール化した」という話であり、日常アニメをSNSという空間で"共有"するだけの時代になったことは否めないだろう。
昔からそういう傾向はあったが加速している気がする。
ネットの声優についての話で「最近の声優至上主義はあまり好きじゃない、みんな結局三次元が好きなんだなって」と言ってる人がいたのだが、それに凄く共感した自分がいる。
昔、護身と本田透が言っていた時、彼は三次元AVでぬいていたが、オタクたちは「二次元以外で抜くなんてありえない」と言って、彼は衝撃を受けたらしいのだが、もうそういうのは流行らないのかもしれない。
ただ、昔は30歳で魔法使いだったので、今よりDT率は低かったはず、というのがどうも解せない。
そういえば、Vtuberも未来を感じたのはキズナアイまでで、最近のは三次元要素出しまくりで、萎える。
「ネット民ならアニメオタクで当然、嫁議論してナンボ」みたいな空気なくなって深夜アニメが全然話題にならなくなったのも、二次元を自分の嫁扱いすることがオタク文化の最先端ではなくなったからだろう。
あずにゃんで抜くこと15年。
昔から三か月嫁はあったが、もうそういう次元ではないのだろう。
ガチで二次元に傾倒するような古典的タイプのオタクは減少しつつあり、それゆえに今のアニメ界がどうもコアではなくなってきている。
かつてアニオタは宮崎駿や、高千穂遥などのミリオタ・SFオタから新世代扱いだったが、もはやアニオタも旧世代か。私は世代的にはこのアニオタ世代(1970~1990年生まれ。エヴァをリアタイで見て憶えている下限)だろう。