憂邦烈士連合会@ソロプレイ

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【雑感】メモ オタク用語 萌え・尊い・推しのニュアンス差異

・萌え
 この中では古株。可愛いの類義語という点で、推しとも尊いとも異なる。一世を風靡したが廃れた。同期と思われる「草」は現役
 私の青春時代に流行ったが、まあ、可愛いの類義語で間違いないと思う。なので、対象は犬でもケーキでもよく、実際そのような使用例がある。ただ美少女アニメに対して頻用(もしくは乱用)された経緯がある。
 このため、推しとは違い、汎的で、対象に「干渉」せず「鑑賞」するのが正しいスタンスと思われる。汎的というのは、推しや尊いが個を指して使うのに対し、もっと広く、おさげ萌えとか、メガネ萌えといった概念に対しても使用される点が異なっている。

・推し
 もともとはAKBあたりから流行ったと思われ、特定の対象を強く支持することを指す。AKBも総選挙とかしていたし。
 このため、萌えとは異なり、推しに対して干渉(献金、悪手)が発生する
 萌えアニメオタクはグッズを買うだけだったが、推しになると、自分の押しにどれだけ注ぐかというのがマウントとして機能する。ラブライブとか典型例だった。
 汎用性が萌えに遥かに劣っていた反面、オタク色が薄く、「私はこれを強く支持している」という意思表示であるために、一般語化してきているきらいがある
 萌えは可愛いの類義語だったので、ライトなものいいだったが、推しはより強いニュアンスを持ち、おすすめの代替としても使用される。「何押し? イチゴ大福? ずんだもち?」(「イチゴ大福とずんだもち、おすすめはどっち?」)のように。

尊い
 推しが支持を表明し、強く対象に干渉し、場合によっては推しを格下に見るようなスタンス(「俺が育ててやった」的な)なのに対し、尊いは崇拝の類義語である。
 萌えとは似ているが、萌えは自分の身近におきておきたいという感情(当時は「俺の嫁」も流行った)が強く、尊いは自分はモブでよいという意思が感じられる。
 尊いは女性に多く、対象への献金で作られた祭壇を自宅に建立することから、宗教性は高い。ただこちらも、萌えと同じく個人の主観に依存する度合いが強く、推しのように明確さがないため、一般語化はしないものと推測される。
 おそらく、数年後には萌え同様、衰微していると思われる