インドは中国にはなれない。

 インドは中国にはなれない。

 トルコは再び世界政治の表舞台に還ってきそうだが、インドは駄目っぽいと思う。

 理由は、
 1.中国人のように勤勉ではない。
 2.そもそも中国やトルコのように比較的人間が統一されていない(そもそも現在のインド共和国は初めてインド亜大陸を統一した国家だ)。また、インド亜大陸自体がヨーロッパ全土以上に民族・宗教・文化の多様性がある。
 3.カースト制度が根強い。
 4.結局マンパワー以外の強みがない。
 5.イランのようなプライドもない。

 1について、日本人は中国人を怠慢だと思っているが、偽物を売るにしても、中国人はなるだけ本物に似せる努力を惜しまない。これは勤勉以外の何物でもないが、ベクトルがあらぬ方向へいっているだけである。
 なので、まともな方向へ向けると中国人はすごい。そもそも、世界三大発明の国だぞ?

 2について、トルコはそもそも民族統一のなかったオスマン帝国領のうち、トルコ人居住区が残ったのがいまのトルコだ。

 4について、中国はいまやEVやドローン、5G、AIなど技術立国の側面がある。これはトルコも同様だ。しかし、インドにはそういったものがない。インド人自身は優秀だが、国内ではなく、アメリカやヨーロッパで活躍する傾向が強い。
 IT企業のCEOがインド系というのは多い反面、本国にはろくなIT企業がない。

 5について、イラン人やトルコ人、中国人は強いプライドがある。そりゃ歴史的に見ればイランはここ最近体たらくだが、間違いなく有史以来地域の派遣国家を運営してきた民族だし、トルコ人と中国人は世界帝国の担い手だった自負がある。
 一方、インドはイラン系やモンゴル系、はてはイギリス人に支配され、対外的に強かった時代がほとんどない。文化的には強くても、政治的、軍事的にインド亜大陸が強かったことがないのだ。