資本主義の行き詰まりを特需でどうにかしようとしてないか? コロナ特需、ウクライナ特需。これからこうやって、特需を3,4年に一回作り出さないと経済まわらんのじゃないか?
最近そういう気配を感じる。
かつて金本位制だった時、金本位制のままでは資本主義は前進しないことが確認された。そのため金本位制が放棄され、銀行は帳簿上で原理的には無限に金を増やせるようになった。このため、現金の数倍の資金が世の中に出回るようになった。それが戦後の世界の経済成長の正体である。
戦後しばらくはソ連がアメリカと互角だったのは、このあたりが大きい。そもそも西側は行き詰まっていたのだ。多くの国がソ連陣営についたのは、「ソ連は期待できた」からだ(逆に言えば今のロシアは期待できず、だから誰も同調しない)。
思想の話ではない。計画経済は資本主義を打倒できそうだったのだ。そういう目があるように見えたのだ。
しかし、金本位制の放棄が絶大な効果を上げたのだ。
最近これがまた行き詰まっている。
明らかに経済成長は頭打ちだ、と思う。中国の成長は国内の発展途上地域を市場化して、金を生むように仕向けているから今のところはいい。しかし、そのフロンティアもいずれ消滅する。
東南アジアやアフリカがまだフロンティアとして残ってはいる。が、先進国はそういった後進国を開発していくことで食いつなぐしかないのだろうか? かつてはそうだった。しかし、現在、多くの後進国は「意思」を持ち、欧米列強(あえてそう呼ぼう)の言いなりにならない。独自路線のインドなどいい例だ。
そこで、仮想通貨だのメタバースだのという虚妄を生み出してはみたが、どうだろう?
かつてマイクロソフトは虚業と呼ばれたがいまや、OSを製造するなんて実業もいいところだ。FacebookはMSよりもずっと虚業に見えたが、実在する人物のデータで商売をしているから、メタバースなんかよりもずっと実業に見える。
メタバースは虚業ですらない虚妄だ。
そんなものに何千億何兆という金が流されているという。
おかしい話だが、かつて兌換ではない通貨を収集することにも、似たような疑義が唱えられたかもしれない。だが、私はこの虚妄は成功しないと思う。
理由は最初に述べたように、新しい需要を火事場泥棒的に生み出す手法で資本主義の延命を図っているように、最近は思うからだ。コロナなんぞ、まさしくそうではないか。
特にほとんど死者のいない日本など典型例だ。世界で一番コロナに金をつかったそうじゃないか。
そうやって一般人からコロナを理由に搾取された。
1世帯あたり60万円にも及ぶそうだがそんな恩恵があったか?
もちろん、ともだちポッケよ。
そのポッケから、株式市場や虚妄に資金が流れ込む。たぶん、ブランド品や高級車市場もいま空前の儲かりをしていると思うが、あまり話に聞かないのは、一般人はコロナで疲弊しているのに上級国民たちが湯水のように金をばらまいているのがバレたくないから報道しないんだろうね。
たぶん、綺麗な若い愛人ネーチャンたちはむちゃくちゃ儲かってるはずだよ。儲かってないのは、コロナで出勤禁止された中以下の水属性のねーちゃんだ。
おかしくない? コロナが流行ったのとパパ活が流行ったの、被ってない? コロナで失業したから仕方なく? おかしいよね。パパはなんでコロナで経済がダメなはずなのに、お金もってるの? バブル期みたいにみんなお金もってるから女に使う、って時代じゃないのに?
ウクライナもそうだ。誰かがプーチンをたきつけた。
クリミアのときは無視したくせに、今回はやたら支援と言い出す。何かが臭い。臭う。
コロナも終息しつつある今、新しい特需が欲しいのだろう。日本もドサクサに紛れて防衛費を増やす。これはイコール、アメリカに金をやるということで、アメリカの資本主義が陰っている証に思える。
北朝鮮がなぜ今ミサイル実験をしているのか。私は北朝鮮首脳陣は一見馬鹿に見えるが、とんでもなく有能な集団である。韓国上層部よりずっと有能だ。自分たちの支配を守るという意味では。
リビアやシリアやイラクが滅ぼされていく中、自分に水が向かないように政治的に上手く立ち回ってきた。そんな彼らが今ミサイル実験をするのは、次の特需のターゲットにされることを恐れているのだろう。
アメリカはまた戦争をやる。
間違いない。
そうやって戦争経済によってアメリカは成長してきた面がある。資本主義の行き詰まりの中、戦争によって特需を生み出したい。新しい敵はどこか。ロシアがいい塩梅に攻めてきた。最高だ。
アメリカのイスタブリッシュメントは狂喜乱舞しているに違いない。彼らはプーチンに感謝している。
ウクライナの悲惨さを言う割に、なぜか即時停戦論が異様に下火なのがその証拠だと思う。
徹底抗戦を支援するような、なぜ武器を供与するのだ?? 中東の紛争のようになぜ治安維持軍みたいなのが出張らない? どうもキナ臭い。
戦争だけではない。先にも言ったコロナもだ。
私は最初から言っている。
コロナは強い風邪程度のものでしかない、と。欧米でもスペイン風邪に比べれば大したことない。騒ぎすぎだ。ずっと言っていた。違和感があったのだ。SARSIIという真名を誰も言わないまま、ただただ騒ぐ。
副反応という聞きなれない言葉が飛び交う。10年前の医療番組見たら、医者も「副作用」って言っていた。そりゃあきいたことないわな、である。
コロナも終息した。次は何だろうか。
これからこうやってオリンピックイヤーのようにどうでもいいことを大騒ぎして特需を生み出し続ける資本主義の延命が続くと私は思う。