未婚率の急激な上昇、格差の急速な拡大、立場の弱い男性へのケアの不足や是正されない偏見、こういったものが生み出す末路は、弱者男性の増大でしかない。
弱者男性は金銭を持ってはいないが、子どもや彼女、ファッションや日用品にお金を使わないので、金余りする。
この金は一人頭で換算すると少額に過ぎないが、弱者男性の頭数が増えれば、総計としては膨大なものとなる。
弱者男性ビジネスは女性からキモイとされるだろうから、若い女性と高齢者をターゲットにするメディアからは総スカンになるだろうが、気づけば巨大市場を築く。
弱者男性層は今着実に増えている。
低俗な話であるが、童貞率の急激な上昇だ。
15年まえなら30歳まで童貞なら魔法使いと言われていた。それくらい、当時は30歳で童貞は珍しい部類だったし、ヤラハタなんて言葉もあった。
当時のオタクはアニメも好きだったが、いずれは三次元に帰還するのだろうと薄々思っていた。
今はどうだ?
大学生になってもセックスしない、できない男性がとても多くなった。コロナが拍車をかけたのも間違いない。
一部の男性が女をたくさん囲う状況、時間差一夫多妻制も加速していくだろうし、愛人や妾も従来のように増えていく。
金余りの強い雄は結局、女かギャンブルに金を使う。
女性への福祉はどんどん充実していくので、愛人が最終的に弱男と結婚するとか、オキニの風俗嬢と結婚する弱男とか、そういうのはなくなっていく。
そもそも、弱男向けビジネスだった、低価格層の風水は消えていく。すると、ネット風水が充実していくことになる。
Vtuberがネットキャバクラと言われているが、そうだろう。
しかし、1対1000とかで接客するなんてボロいキャバだな、と思う。
普通のキャバだと好みの子がいるか、ホムペ見ていったが、実際にあったら微妙だったとか、そういうのはあっても、1対1000の接客なんてふざけたのはないと思うが、それを許容できるのが新しい世代なのだろうか。
そして、弱男が弱男ビジネスに金を落とすようになると、一番困るのは、そういった低価格風水やブス女たちである。こういった底辺の女たちの需要が枯渇する。
本来、ほぼ100%の女に一定の価値がある。
100人の男にハメてくれといって、100人から断られたら、その人だけが弱女を名乗るといい。
弱男は経済的社会的問題のようだが、実際はそうではなく、生物学的な弱さ、早い話、雄臭さの欠如である。
同様に、経済的社会的に弱くても、生物学的に弱くない以上、弱女というのは非常に希少なのである。正常妊娠可能な子宮を保有していることは、哺乳類において非常に高い生物学的価値を持つ。
負の性欲ではないが、弱男の何が彼らを追い詰めるのかといえば、経済力でも社会的地位でもなく、生物学的原理、生命的原理の何おいて、お前は生きている価値のない雄という烙印を雌から押されること、それである。
だからなけなしの金を女に使う。
強い雄にとって女はアクセサリかトロフィーか便器であるが、弱い雄にとってみれば、それは自分をオスとして認定してくれるはずのジャッジである。
ただし、ここでは病人や障碍者を除く。彼らはまた別の原理で弱者だからだ。
女から承認が欲しい。だから投げ銭するのではないか。
セックスは出来なくてもいいから、名前を呼んでほしい。
けなげではないか。
しかし、残念かな。今後きみたちは搾取対象だ。これまでもそうだっただろうが、これからは弱男ビジネスが洗練されていく。
弱男ビジネスにはかなりうまみがある。
一見、弱男は何をするかわからない怖いという印象があるが、これは弱男と知的障碍者の見た目が似ているからそう感じるだけで、実際に健常者の弱男ほど、搾取対象として有益なものはない。
なぜか。
これはデートビジネス、いわゆるレンタル彼女サービスなどがそうだが、こういったサービスを受けるのはまあ、間違いなく弱男である。
弱男は気が弱いので、ほとんどトラブルにならない。世間の評とは異なる。
トラブルになりやすいのは、強い雄の場合だ。
いってしまえば、弱男はきもいだけで、弱いから搾取しても反抗しない。こんないい客はいない。
え? オタクビジネスはトラブルが多そう?
それは仕方がない。
弱男の定義が雄としての魅力がないことである以上、知的障碍者も同じカテゴリにおり、混ざってしまっているからだ。
しかしながら、強い雄の多くにサイコパスが含まれていることを考えると、これは誰を対象にしても起こりうるリスクでしかない。