憂邦烈士連合会@ソロプレイ

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フィギュア市場の終わり

 2023年12月15日時点で、アルターのポーラは1件しかAmazonレビューがない。
 開発発表の時はそれなりに話題だったのだが、この閑古鳥の鳴き方は異常だ。
 しかもその1件も、レビューがないからつけたらしい。

 fig速でも話題になっていたが、今年になってからのフィギュアレビューの少なさ、投げ売りの多さは異常だ。

 2022年までは予約しないと入手が困難なことから、予約必須と言われていたのに、だ。
 ヤフオクを眺めていても、「フィギュア趣味」をやめたかのような出品者が目立つ(10年以上前の品から最近のまで幅広く大量にに出品している)。
 チューリップバブルみたいなもんだろう。

 コロナでインドア趣味が流行ったことで需要が急増、とくにこのとき転売を副業にする人も増え、急増した需要から品薄になったため、転売の標的となった。
 このため2021年以降は予約しないと入手が困難となった。

 また、コロナと為替を理由にした便乗値上げが横行(便乗だと断言できるのは2023年後半になってから、為替はあがっているのに、値段が戻ってきたこと)したため、多くのユーザーが辟易し始めた。

 フィギュア価格はじわじわ上昇していたが、ここ2,3年の上昇は異様だった。

 figmaでも最近予約開始されたチェンソーマンのマキマなど、シンプルな造形なのに定価11,000である(間違いなく投げ売りされる)。
 2021年の鹿島の再販が9,900円なので異常さがわかる。さらにさかのぼると、初期の艦これは艤装があるにも関わらず2014年の島風が5,907円である。

 1/7でも3万円を超えるものが出始めたときに、多くのユーザーが趣味の放棄を決定したように思う

 こうなってくると、予約キャンセルなども多くなり、転売屋も撤退したため、多くの店で在庫がだぶつき、もう投げ売りのオンパレードとなっている。

 また、一時期プレ値だったアズレンのオイゲン(私は普通に初版を買ったが)も7万近くまで上昇し、最終的には4万円以下で投げ売りとなっていたが、あみあみに長らく在庫が残っていた。
 オイゲン含め再販されたものは値段がつかず、プラフタや鹿島は待望された再販のあとに、投げ売りされた。

 フィギュアメーカーはコロナの需要につけこみ、便乗値上げした結果、ユーザーが離れてしまった。