マリウポリを死の町にしたのはゼレンスキーだ

 何度も言うが、ウクライナ戦争に対する報道は偏向報道である。
 まあ、キャプションはキャッチ―さを狙ったものだが、実際のところ、ゼレンスキーは無罪ではない。
 なぜなら戦争は人災である。100%ロシアが悪いなどあり得ない。
 交通事故でも10:0ということはほぼない。ありえるとすれば、完全に停止していた場合だけだ。
 さて、ウクライナは完全に停止していただろうか? NATOEU加盟を言って、ロシアを刺激してきたのは事実だ。少なくとも、9:1ではあるだろう。ウクライナは完全な被害者ではない。
 そして戦争の被害者とはいつの時代も当事国全ての一般市民である。当事国の金持、上級国民はまず損しない。日本でも近衛文麿はまさか自分が戦犯になるとは思っていなかったのに、戦犯になったから自殺したそうであるし、実際東条英機以外の上級国民(A級戦犯)はほぼ戦後もすぐ公職復帰し、やりたい放題だった。処刑されたのは、可哀想に職業軍人にすぎなかった一般人のBC級であった。

 国会で、ウクライナ人は国家のために戦っているとのたまった馬鹿がいるらしい。そんなもん、ロシア人も同じだ。皆、祖国と母国のために戦っているのだ。
 そして、多くのロシア兵も死んだ。彼らは侵略者か? 単に命令を受けただけだ。

 ウクライナ人とロシア人は極めて近い関係にある。親族もいたりする。戦争など「一般市民」はしたくないはずだ。
 だからゼレンスキーはさっさと降伏すべきだった。そうしていればマリウポリは廃墟にならなかった。なぜって? ウクライナ絶対ロシアにに勝てないのだ。ロシアはやろうと思えば、一瞬でウクライナを消し飛ばすことはできるのだ。

 しかし、それはしない。できないのだ。シリアではシリア人を虐殺し、空爆をかけまくれてもウクライナではできない同族だからだ。イスラム教徒やアジア人は虐殺できても、同じスラブ人で方言レベルの差異しかないウクライナ人に同じことはできない。そう、ロシアにとって、ベラルーシウクライナは変わらない。
 そもそもロシアはウクライナを接収したかったのだ。マリウポリだって本当は破壊するつもりなんてなかったはずだ。併合しても町が廃墟では困る。ロシアの目的は併合なのだから、ウクライナは綺麗なまま手に入れたかった。
 プーチンは一週間もかからず、ウクライナは降伏すると思っていた。そうしていれば、丸く収まったはずなのだ!

 え? 併合されたらひどい目にあう?
 あわない。先にいったように同族意識が強いからだ。
 本当にウクライナ市民は戦争を支持しているのか? 私には疑問だ。そういった声は報道されていないだけではないか?

 戦争は市民は損しかしない。ロシア人もだ。逆に、ロシアやウクライナの金持はドル建て資産を持っていて、困らない。日本の報道が異様なのは、市民の悲惨さをとりあげながら、視点が常に「為政者」「上級国民」にあることだ。一般市民は戦争などやめたいはずなのだ。
 ではなぜ辞めないのか。
 誰も言わないからだ。
 なぜ言えないのか。
 引っ込みがつかないのだ。
 プーチンウクライナごときに停戦はしたくない。しかし、戦争はやめたい。だからなども講和の機会をもうけているだろう?
 ゼレンスキーも煽った手前、今さらロシアにごめんなさいは言えない。
 トルコやアメリカは武器供与するといった手前、国内軍需産業のつるしあげや、国内の白人至上主義者の反発にあいたくないから、バイデンも言えない。

 皆言えない。だからこそ、当事者のゼレンスキーは「やめる」というべきだった。なら、マリウポリは廃墟にならなかったのだ。

 マリウポリでロシアが人道支援をしている。これを非難する人がいるが、人道支援は半分本当だろう。
 町を破壊したのもロシアだが、食糧を配っているのもロシアだ。これが人道支援ではないというなら、戦後のアメリカも日本に対して何の人道支援もしないかったことになる。東京を破壊したのも、復興支援したのも、アメリカだからである。
 そしてマウリポリ市民にロシアの物資を受け取るななどと言えようか? 着るものも住むところもなくしてしまったのだ。なぜ、ウクライナのために死ななければならない ロシアに魂を売っても生きていきたいと思うだろう。それが自分たちの町を破壊した相手であっても、仕方ないではないか! 実際、戦後の日本人もそうだったじゃないか。親を殺した相手にギブミーチョコレートしていたのだろう?

 そもそも、少し前までロシアとウクライナ同じ国(ソ連)だった。これを侵略と呼ぶのも微妙だし、そもそも、近現代戦で侵略戦争などないのだ。そんな大義名分もないモンゴル帝国のようなことを近代国家はやらない。
 証拠に、アメリカ「国防総省」であり、ロシア「国防省」なのである。
 国によっては軍隊の名前も国防軍である。ゆえに、自衛隊は軍隊なのである(名称が軍かどうか、などということはどうでもいいことだ。名前で概念は決まらない。実際がすべてだ。犬を猫と呼んでも、犬は猫にはならない。そんな馬鹿なことを戦後日本人はずっと続けている)、侵略戦争を放棄するというのも、事実上、殆どの近代国家は放棄したことになっているのだ。

 今回も、ロシアは非ナチ化が目的であって、侵略ではないと言っている。これは嘘か? 明確な嘘だが、アメリカもイラクやアフガンで同じことを言ったし、ベトナムでも南ベトナムを助けるといって参戦したのではなかったか? たとえ嘘でも、近代国家は侵略するとは言わないのだ。

 そう、近代の戦争はもれなく、防衛戦争、もしくは解放戦争を名目としている大日本帝国もアジアの解放を述べ、侵略とは言っていない。勝手に戦後左翼が「侵略戦争」にしているだけだ。ゆえに、ロシアのこれは「侵略戦争」ではない。
 しかし、それは所詮名目の話である。一般市民にしてみれば名目がどうだろうが侵略戦争である。

 一見、一般市民の悲惨さを訴えているようで、何も考えていない報道にあきれる。小麦の報道もそうだ。小麦不足? 日本ではコメが余っているはずだ。コメを食えばいいウクライナ遠い国の話だ。
 報道しすぎだ。そして、不足して困るのは小麦ではなく、飼料用トウモロコシだ。肉の原価が上がり、商売が厳しくなるので、A4,5肉の生産が増え(単価は上げられないので、元々単価の高い肉の生産に偏る)、買えなくなる。
 裏で国会で何か都合の悪い法案でも通そうとしているんじゃないか? そういう勘繰りも生まれる。

 石油?
 ロシアからの石油は数パーセントのはずだ。そして、戦争以前から原油価格は高騰していた。だから口先で言うだけで、ロシアの石油利権を日本は手放す気はさらさらない

 アメリカでもアカデミー賞でゼレンスキーが演説するらしい。
 エンタメと政治を混同するな。本当に不愉快だ。映画は政治的メッセージはあるべきだが、特定の場で特定の政治勢力に加担することはエンタメの死だと思う。まあ、ハリウッドは昔からそうだったが。アメリカ人なんぞ、しょせんそんなものだ。なぜ、日本人はいつまでもアメリカ人を崇拝し続けるのだろう

 アジアのリーダーたらんというのなら、今回の件では第三の道を示すべきだった。いつまで白人の尻を追いかけているんだ??
 事実、中国はほとんど知らんフリでどっちにも加担する気がないように見える。インドもそんな感じだ。これがヨーロッパ内戦争と理解している
 トルコはドローン売る気満々で、ウクライナに供与している。まあロシアとトルコと言えば、500年の怨敵。トルコにとっては千載一遇のチャンスよ。今度の会談はイスタンブールらしいから。

 しかし、今回の戦争で分かったことがひとつ。火種の一つはウクライナ国内に親ロシア地域、つまりロシア人が多く住んでいる地域があることがある。では、欧米列強が好き放題国境線を引き、民族がめちゃくちゃに分断されたアフリカはもっと、悲惨だろう。でも、それに誰も思い至らない。
 私は思い至った。ウクライナとロシアの民族分布でこれだけ揉める。ならアフリカはもっとめちゃくちゃで当然だ、と。今回のウクライナ関連の報道でそこに思い至るような「相対的思考」ができる人間は、私含め、日本国内に何人いるだろう? ほとんどいないような気もする。
 なんか益々、欧米と日本という国が嫌いになっていく。