水星の魔女では学校の制服が男女とも共通でショートパンツ、体の線が出ない服装で素晴らしかった。
私はかねがね、いわゆるエロゲ発の文化だと思うのだが、男子だけ学ランで、女子だけ大層な宝塚のような衣装という世界観のアニメが多いことに苦言を呈してきた。
フェミニズムとかそういうことじゃなく、学校といえば教育の場なので、設定的にも妙にゴテたらしかったり、エロかったりするのは違和感だったし、女子制服だけ異様に凝っているのも奇妙に感じてきた。
単純にひっかかるのだ。
同様のことはケバくない制服のアニメでもそうで、なぜか登場する女子全員のスカート丈が短いのだ。
おかしいだろ、と。
大人しい子は長く、スカート丈は個性なのでちゃんとしろ、と思っていた。エロくすればいいという露骨な製作側の意図も気に入らなかった。
まあ、一昔前はパンチラノルマがあったが、これもまた不自然で作品に没入しづらかった。
しかし、最近はそういう傾向が減退し、喜ばしい。
水着回ノルマも減ってきている。
あんなもんは要らん。
僕ヤバなんて原作に水着回があって、グッズではスク水推ししているが、肝心のアニメ本編では露骨な水着回などない。
女性を性的に描くな、という話ではない。
露骨に性的に描くのは作り手の意図が透けて見えてイヤなのだ。
ぼっちざろっくでは、これまでのアニメ化とは空前絶後に異なる手法が用いられた。ぼっちちゃんは減乳されたのだ。普通アニメ化で盛ることはあっても、減乳はない。しかも主役だ。
しかし、これは英断だった。
ぼっちちゃんのキャラ的にも、アニメの絵面的にも巨乳でないほうがいい。
つるぺたにされてしまったぼっちちゃんだが、却って魅力が増したと思う。つるぺたのほうがジャージ映えもする。