まず、下の表を見てほしい。
一見すると日本企業ばかりですごく見えるが、実態がない。というのも、ほとんどが国内でしか通用しない銀行とインフラ企業だからだ。
これだけいて、世界的に通用するのが、トヨタ、松下、東芝、日産、川崎製鉄、旭硝子くらいしかないんだよ。
ほとんどが銀行とか証券会社といった「虚業」ばかりで、平成30年のほうがまだ「実業」といえる。
だってねえ、NTTは国策企業だからトップ5は虚業なんだよ。
その点、アップル、アマゾン、マイクロソフトはまだモノを売ってて、アルファベットもサービス企業だから、30年で虚業なのはFacebookだけなんだよねえ。
日本企業がすごいというか。全然すごくない。
アメリカ側も、GEだのAT&Tだの、ウォルマートだのとアメリカ国内でしか通用していない企業ばっかりで、30年間に進んだのはIT化よりも企業のグローバル化、グローバル企業の躍進のような気がする。
日本はこの30年で世界で戦える企業をアメリカと違って生み出せなかった。これがすべてだよ。