この言説は一理ある。
英植民地だったはずのシンガポールが中国化することで先進国になったのと同様、日本もかつては脱中国によって平安時代を迎えた。
このときの国風文化(脱中国化)が経済的に効果的だったのは、それまで倭国は朝鮮半島に干渉しなければならなかった(=列島単独で経済が回らなかった)が干渉しなくなったこと、中国への朝貢貿易も不要となったことからわかる。
明治維新も西洋化近代化といいつつ、国家神道の創作、武士道の捏造といった平安時代の国風文化にもにた独自文化化がなされた。以降、目覚ましい経済発展を遂げる。
確かに昨今のアメリカ化は著しい。
気持ち悪いほどだ。
若者はみな、アメリカは絶対正義だと信じて疑わず、アメリカも悪いのではないか? という言説には耳も貸さない。このブログ方が言うように、アメリカに対して愛国心や忠誠心をもっている。同じ日本人をパヨとたたき、トランプを崇拝していた連中は何だったのか??
私は年齢的には狭間で、50歳より上はアメリカ絶対正義と言った感は薄く、アメリカ文化への強烈な憧れは持っている。
30歳以下はほとんどアメリカは絶対善という意識があり、トランプは何をしても正しい、安倍は批判するが。というようななんとも怖気のする態度を取る連中が多い反面、アメリカ文化には何ら憧れがなく、むしろ、日本のアニメは世界一だと豪語している。
このズレは何なんだろうか。
私の世代はどっちでもない。モザイクだ。
私は畳の家が好きだ。
ベッドもいいが、マットではなく、布団をひいて寝たい。
わけのわからん横文字は使いたくない。シェアハウス? 長屋だろう。とか思っている。
今住んでいる家はツーバイフォー、そうアメリカの家だ。あまり好きではない。私は畳の家が好きだ。しかし、いまどきの新築はみなツーバイフォーだ。大工がいないのだろう。
そもそもイラクもアフガンも、メキシコもグアテマラもエルサルバドルも、フィリピン、南ベトナムもみーんなアメリカが支援したせいで、酷いことになった。
アメリカに内政干渉された国は悲惨な目にあい、今も悲惨な目のまま(ベトナムは抜け出しそうだが)だ。
なにせ、自分で火をつけておいて、おまえらが火をつけたんだろうと殺しに来るわけだから。
ビンラディンなんかアメリカ軍で訓練を受けたのは周知の事実。飼い犬に手をかまれたら殺す。鬼畜の所業だ。
日本だけが例外だろうか。私はそんなことはないと思う。
実際、日本の富はアメリカに流出している。
郵政がいい例だろう。郵政民営化の最大の眼目は公営組織ではなくすることでその膨大な預金をアメリカの株へ回すためだ。年金もそうだ。日本の富でGAFAとかの株価は上がり続け、アメリカの富裕層は儲かり続ける。
ヨーロッパと比べて、GDPのわりに日本は貧乏に見える。
ヨーロッパよりもタイやベトナムに近い。ずっと前からそう感じてきた。私の幼少期は世界で二番目だったが、どだい二番目とは思えなかった。おそらく、その富は収奪されているからだろう。
最近の中国脅威論も、早い話、アメリカから武器を買うための防衛費を増やすのが目的だ。最近防衛費の増額ばかり言っているが、親分(=アメリカ)が「上納金が足りない」と言っているのだろうと容易に想像がつく。
やめてほしい。
一般人はどんどん貧乏になっている。
収入は増えないのに税金や年金掛金だけが増え、その税金や掛金はアメリカの株と武器を買うために使われる。上級国民はおそらくバックマージンをもらったり、仲介ピンハネで儲かる。国内でやる分にはいい。
昔は土建国家と言われたが、公共工事は少なくとも国内で使われる。
何百億もする戦闘機、何千億円もする駆逐艦は何ら日本に金は落ちず、アメリカに金をくれてやっているだけだ。公共工事もどんどん減らされている。国土交通省や農林水産省の予算は減り続け、防衛省だけが増え続ける。アメリカに金をやるために。
こうなってくると、私たち貧乏人の助かる道は中南米人と同じ。
アメリカ人になることしかない。アメリカに移民してアメリカ人になる以外にないのだ。アメリカに酷い目にあわされたのに、それから救済される道はアメリカ人になるしかない。こんな酷な話があるだろうか??
私はずっと言っている。自民党こそ最大の売国奴だと。