権力志向は女の方が強いと思う。
というのも、男が権力を欲しがるのは、その背後にある「女」が目的だからだ。
権力そのものに執着し始めるのは、女が抱けない年齢になってからで、元来、男は女がいないなら権力志向にはならない。
男子校が平和な理由だ。
が、女の場合は、権力を求めている。一見そうではないように見えるが、男とは逆に、女が男を手に入れようとするのは、その背後にある「権力」を欲しているからで、「男」そのものではない。
これは旦那のスペックに異様にこだわることからわかるだろう。イケメンとか高身長というのも、自分の満足ではなく、優れた雄を得た功績で自分の格(権力)があがる意味が強い。
本当に男女は逆で、男の場合、女に求める容姿は他人に見せびらかすのではなく、自分が楽しむためのものだ。
だから、家から美人妻を出したくないというやつがいるが、女の場合、イケメン旦那なら間違いなく連れ歩く。見せびらかしたいのだ。
特に日本人女性はこの傾向が強く、男(旦那)を通じて権力を行使しようとする。
自らが権力者につく気はない。安倍ちゃんの明恵夫人とか典型的だろう。アジア的な権力志向女のサンプルみたいなもんだ。
一方、安倍ちゃんは女への関心が薄いから、権力志向も薄く、彼は教科書に自分の功績を載せたいというこだわりで九条改正を言っていたように思う。基本的に、男性の権力志向は女好きとほとんどイコールである。
また、「誰」に拘るのも女だ。
女がその話を信じるかどうかは、その「誰」の社会的地位、つまり権力に依存する。特に女は人気者が好きで、人気があるかどうかと信用は分かちがたく結びついている。特に、民主主義社会では人気と権力は殆ど同じである。
女が学者の話をほとんど信じないのは、日本社会で学者に何の権力もなく、人気もなく、権力のない雄=耳を貸す必要がない、だからだ。芸能人の方がずっと権力がある。だから信ずる。
ノーベル賞の学者の説明よりも、ニューヨークの一言のほうが絶大な影響力を持つし、総理大臣よりも松本人志の方を信じる連中のほうが遥かに多いだろう(松本世代に限るが)。
男にとっても、「誰」はそこそこ重要だが、その人間の権力はその発言の公信力にはあまり影響しない。
権力者ほど嘘をいうものだ。
大事なのはそいつが無名であっても、実績だ。
実績は信じるに値する。ただし、相手にするかどうかは権力による。これは男が社会に生きているから仕方のないことだ。
大手マスコミは嘘を言っているという妄言は男の多く、宗教を信じやすいのは女に多いのもまた、権力の捉え方の違いゆえだ。
正直、個人的には、女性の権力好きはドン引きレベルだ。