憂邦烈士連合会@ソロプレイ

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日本では可愛いは許される

 日本では可愛いは許されるが海外ではそうではない。

 アイドルもセクシー路線はほぼなく、かわいい系ばかりだ。セクシー系アイドルは韓流からもってこないといけなくなって久しい。

 可愛い文化は、日本独特のものではないが、アジア的なものだ。

 たとえば纏足。
 よちよちあるきの小さいあんよが可愛いと中国人は思っていたが、セクシーとはかけ離れた価値観であるし、いまでも福原愛がバカ受けしたり、中国人は日本人ほどではないが、可愛いのは好きだ。

 で、そのアジアの中でも日本は特にKAWAIIに偏重している。

 先に行ったように、セクシー系アイドルがほとんどゼロに等しいことからもわかる。
 昭和は必ずしもそうではなかったが、平成以降はKAWAII偏重が強まった。
 しかし、だからこそ、欧米でKAWAIIは注目された

 なぜか。

 欧米では女性はセクシーでなければならないのだ。可愛のは少女だけ。大人はセクシーでなければならない

 日本で40歳の女性がフリフリスカートを履いていたら「年を考えろ」となるが、20台なら許される。
 そう、あくまでもここで問題になっているのは「年齢」だけだ。
 成人女性でも可愛い格好をしていいのだ。

 しかし、欧米では許されない。成人してフリフリスカートなんか履いていたらアタオカ認定必至である。

 レギンスやぴっちりジャージやジーパンで体の線を出すセクシーな恰好が推奨されていて、スカートですらあまり履かれない。
 これはスカートがセクシーとは遠く少女的であること、また保守的な恰好であるから自立したセクシーな女性に向かないと考えられていることがある。

 自立した女性はセクシーであり、可愛いは被保護的なものと見なされている

 なので、可愛い格好をしたい女性たちはしたくもできないのだ。
 需要はあるのに、社会的な価値観がそれを許さなかったし、いまでも許されてはいない。
 欧米の女はノーブラやレギンスなら平気でも、フリフリスカートは履けないのだ。
 ヒップラインまるだしはセクシーだからOK。そういう話だ。

 だが、すべての欧米女性がセクシーがいいと思っているわけでも、Tバックを履きたいわけでもないのは当然だ。

 そこでそういった女性からKAWAIIは注目された。

 これはだいたい日本を目指してくる白人女性が現地では「ファニー」の類であることも関係している。
 初音ミクのコスプレで有名になったロシア人や、写真集まで出したオランダ人は日本人からはエルフ扱い(彼女らからしてみたらまるで異世界無双だろう)だが、おそらく本国ではファニーの類で、まあブスではないけどセクシーではないから・・・とあまり人気がないと思われる。

 日本で人気だったオードリー・ヘプバーンもファニーだった。

 ぼんきゅっぼんではないし、確かにセクシーでもない。
 ハリウッド女優としては珍しいタイプだ。
 今でもハリウッド女優の主流はセクシー系である。ぺちゃぱい女優は宣伝ポスターで盛られるのがアメリカという国だ。

 メグライアンも日本では大変人気があったが、やっぱりファニーの類だったし、ウェンディ・マッケイなんて主役になったことがないのに、今でも根強い人気があるが、やっぱりセクシー系ではなく、かわいい系だ。

 そもそもなぜ日本でKAWAIIが市民権を得ているのかといえば、男性側が可愛い偏重だからだ

 胸がでかいときもいとまでいう男まで世の中にいる。でかければでかいほどいいのアメリカ人とは相いれないであろう。

 セクシーさが売りのグラドルですら、顔立ちはかわいらしいのが好まれる傾向にあるのだ。

 私自身はあまりかわいい系が好きではなくセクシー系が好きだが、それでもこれは日本人男性としての基準をオーバーはしていない。
 なぜかといえば、欧米で囃し立てられているセクシー女が、ゴリラにしか見えないことがあるからである。
 あいつらの価値観はおかしい。あれでは確かにKAWAIIになりたい女性には居場所があるまい。