武井壮の発言に石井がかみつき炎上しているようだ。
"オリンピックは選手達が最高の栄誉を獲得できる最大のスポーツイベント。多くのスターを生んできた。でも、その陰には辿り着かず諦めた多くの選手もいる。だからこそオリンピックがなくても、出られなくてもスポーツを通して豊かな人生を獲得できる、多くの人に求められる選手を育てる事が大切だと思う"
という武井に対し、石井が「本気で競技やったことないんだろうな」と返したようだ。
ネットでは武井に対し、「きれいごと」呼ばわりも多いが、私からすれば、スポーツとは「勝つことがすべてなのか?」と疑問があり、武井を支持する。
石井は勝つことがすべてなのかもしれないが、そんなものは「無意味」だ。
なぜならスポーツは必ずしも「勝ち」を意味しない。
スポーツ振興とは何か? 武井はそういうことが言いたいのであって、きれいごとを言っているわけではあるまい。
全ての競技者は勝つためだけに競技をする。それ以外は「本気」ではない。そんな価値観こそ、悲しい。
スポーツは健康のため、仲間との交流のため、趣味。いろいろな楽しみ方がある。
それを「勝つため」以外は「本気」ではない、という価値観こそ、私は寂しいと思う。
下手の横好きは「本気」ではないのだろうか?
楽しむためにやっている競技は「遊び」なのだろうか?
「勝つため」、そんな価値観こそ否定されるべきだ。
オリンピックだってそうだ。石井の言う通りなら、オリンピックは「勝つための本気の競技者」のためだけの祭典なのだろうか?
違うだろう。
開会式や閉会式といった場面での演出をする人間がいるし、TVの向こうで純粋に日本を応援する人もいるわけで、「本気の競技者」だけが「特別」だと思っているなら、そんなのは「自己中心的」な価値観でしかない。