デスクトップコンピュータと一眼カメラは再びプロとオタクだけのものになるだろう。
そうだ。90年代に戻るのだ。
だから、付加価値商品で売っていくしかないが、日本のカメラメーカーはやる気あるのだろうか。
「所有感」を満たすレンズを作る気があるのだろうか。
コシナを見習ってほしいものだ。
コシナのレンズは弱小サードのMFレンズの分際(老舗だし、技術力はあると思うが)でまあまあの値段だ。同じようなスペックの大手のAFレンズよりも高い。
しかし、私は欲しいと思うものが多い。
理由は「所有感」だ。
光学的にこだわっているのは当然として、コシナは素材にも拘っている。
真鍮のマウントや、アルミ鏡胴など涎が出る。
富士なんかXFとCXで35mmは出したんだから、X-Pro3だってチタン版あるし、チタン版の35mmとかも出せばいい。値段が倍でも私は欲しいし、人によっては、通常版、廉価版、チタン版と買うので、まさにマニア向け商法と言える。
なぜしない?
昔はチタン外装ボディ出てた気がするんだけどな。ちょっとまえにペンタックスも真鍮コンデジを出していたけど、デザインがコンデジらしいコンデジで駄目だった。
確かに、デジタル一眼レフは真鍮外装やチタン外装にするには形状がよくない。マグネシウムだって向いてないだろう。エンプラ向きだ。だからキヤノンはエンプラボディばっか出してた。
しかし、今はミラーレスの時代だ。
ミラーレスはかつてのフイルム一眼レフに近い形状を再現できるわけで、それならチタンボディだの真鍮ボディだの、アルミ削り出しボディだの、出せ! と言う話だ。
ライカはそういうのをお出ししているが、ライカだとLとMしか現状使えないわけで、EFとかZとか使いたいだろう。アルミとか真鍮で。
そういうのが「マニア向けの」付加価値っていうんだよ。わかってないな。
中身Z5でもチタン外装とかならZ7IIの値段でもいいんだよ。そういうの、わかってないなあ(チタンに関してはライカMチタンは売れてないけど。やっぱアルミか真鍮かな)。