・灌漑(紀元前)
巨大集落、国家の発生に必須。
・文字(紀元前3000年頃)
情報の蓄積の始まり、劣化せずに遠方へ情報を正確に伝える技術。
・船(紀元前)
貿易、通商、大規模輸送、植民の始まり。
・製鉄(紀元前)
半導体以前の最大の発明。多くの道具が鉄に置き換えられることで大幅に性能が向上することになった。
・火薬(10世紀頃)
火薬は戦争を新しいステージにすすめた。また、欧米の世界征服の必須の力であった。
・発電機・電気エネルギー(15世紀頃)
電気はあらゆるエネルギーを置き換える夢の力だった。
人力、畜力、水力、火力あらゆるものをいったん電気に置き換えることで人類はエネルギー管理を容易に行えるようになった。
また中央でエネルギーを生産し分配する中央集権的なエネルギーシステムが成立。
・複式簿記(ルネサンス)
現在の経済を生み出すために必須だったものだ。イタリアで誕生し、世界に拡散した。
複式簿記なくして資本主義の誕生はない。
・種痘(紀元前・19世紀)
中国では予防法として類似のものが紀元前からあった。種痘は初めて人類がウイルスに勝利した瞬間であった。
・ハーバー・ボッシュ法(20世紀)
人類の爆発的な増加の一因となった。先進国でも存在した飢饉を完全に過去のものにした。
・半導体(20世紀)
これまで人類が生み出してきたものの多くが半導体によって置き換えられている。半導体は安価で小さく、性能も高い。まさに夢のデバイスだ。
絵画や音楽、宗教がランクインしていないのは、それらは発明ではなく、本能枠だと個人的には思う。
なぜならこれらが存在しない人間社会は絶対にないからだ。どんなに遠く離れていても独立的に存在する。
また数字・数学などは発明ではなく、発見の類だろう。
ただ迷ったものがあった。
畜産である。上の10大では灌漑としたが、ここを農耕・畜産としてもいいかもしれない。また、船も航海術・天文学とセットで考えてもよいかもしれない。