愛人大国

 コロナの渦中において、パパ活が流行っていること自体が、日本の格差なんだな、と思う。
 ああ、勘違いしないでほしい。女の側の話じゃない。


 90年代末期に一世を風靡したエンコーの買う側は普通のサラリーマンも多かった。なにせまだバブルの残り香もあり、パンピーも金を持っていた。
 しかし、今、普通のサラリーマンは金がない。コロナでナスカットも横行しているのに。


 にもかかわらず、バイト感覚でパパ活をする女がいて、その需要がある。一体どういう層が「買っているのか」。
 エンコーと違い、買い手が想像できないのだ。私には。


 なにせ、パパ活は金もかかるらしい。エンコーならまあ、本番代以外にかかるのはホテル代くらいだが、パパ活の場合はそこそこの店へいくだの、プレゼントだのが要るらしい。誰がそんな金もってるんだ??


 ようは、金持の一部のパパが複数の女性を買っている、と考えるのが妥当だ。
 構図は逆になっているのだ。


 エンコーの場合は、一人の女性が複数の男性に買われていたのだが、パパ活は逆だ。そりゃ単価も高くなる。
 エンコーの場合、週に何人も取らないといけないが、パパ活の場合、多くは要らない。単価が高いし、拘束時間が長いからだ。
 これぞ格差、と思う。


 多くの男性が風俗にもいけないほど困窮している中、JDを抱きまくっている一部の金持がいる。パパ活とエンコーは似て非なるもの、とはこの点に尽きる。
 またエンコーは体目的以外何もなかったので、敷居が高く、まあやっているやつは間違いなくビッチと言われたが、パパ活=ビッチとはならない。これは疑似恋愛的に女性を抱きたい需要に対するもので、食事だけもありうる。敷居は下がる。


 だからエンコーの何十倍もの女がパパ活に参加しているものと思われる。
 供給は多いはずだ。が、供給過多と言う話もきくにはきくが、あまりにも猫も杓子も参加しすぎではないだろうか。この点もエンコーと異なる。
 男性の生涯未婚率が爆増しているが、女性の愛人率は爆増しているのではないか。と思う。


 独身女を囲う金持は昔からいたが、格差が拡大するにつれ、一人の金持が囲う女の数は増える。なにせ所持金が多くなるのだから。
 女も女で貧乏な男と結婚するくらいなら、愛人がいい、となる。


 これから見かけ上の未婚率はあがっていくだろうが、女性の愛人率は増える。となると、シングルマザーが増える。社会福祉的な負担も増えるだろうが、これからますます、シングルマザーには手厚い保護がなされるだろう。


 理由ははっきりしている。上級国民が愛人たちと手切れしやすくするためだ。


 アメリカは格差社会だが、残念なことにWASP的価値観はいまだに強く、愛人をつくることは日本の百倍はむずい(日本では愛人にびた一文やらなくても社会制裁はほとんど受けないが、アメリカではまあ、間違いなく多額の賠償金を支払うことになる)。

 一方、日本社会は世界で有数の「不倫寛容大国」だ。愛人は一種のステータスですらある。こんな国は韓国と日本くらいだ(まったくどこまでそっくりなんだろうね。この二国は)。

 

 いまでも女性の二割は水属性か風属性に現在または過去に従事したことがあるといわれている。確かにこの数字は肌感覚に合う。

 しかし、愛人というのはさすがに中々いない。が、そのうち女性の一割は愛人もしくは過去に愛人という時代になると思う。男の大半は貧乏になり、風属性や水属性と縁がなくなり、風水も高級路線しか残らないだろう(これまで風水だった女の一部が愛人に流れる)。

 

 そうなると非合法のたちんぼが増えてきそうな気もするが、そういう女は愛人になれなかった女なので、きっと安く買いたたかれる。