女は共感とか、感情だとか感性を重視するかのような風潮が多いが、私にはそうは思えない。これは単純に、女性が「自己中心的」だからそう見えるだけのように思える。
感情や感性を重視しているのではなく、「自分」を重視しているのだ。実際、女子が他人の感情を優先しているようには見えない。あくまでも「自分」だろう。
男の場合、相手が悲しそうにしていれば理由を聞いたりするし、むしろ触れないであげようと思ったりもするが、女子の場合、そういう相手に対しても「自分の感情がないがしろにされた」と感じた場合、攻撃的な態度をとることが多く、え・・・となることが多い。
また、相手のことを考えると女はすぐいうが、これは相手の気持ちになって考えているわけではなく、「自分」のまま、単純に相手と自分を置き換えただけで「考えている気」になっているだけだ。マリーアントワネットの有名な話で、「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」があるが、まさにこれで、貧民の気持ちや環境は全然考慮できなくて、単純に「パンがない場合」を「自分」に置き換えているだけだ。
笑い話ではなくて、女は大なり小なりマリーアントワネット傾向が強い。
男は「言ってもらわないとわからない」というが、これは相手の立場になって、「相手」に近しく考えるためには「情報が必要」だからだ。
察せないという話ではない。
相手の情報なくして、その気持ちを察するのは「独断と偏見」だろう。女はだいたい「独断と偏見」がひどいが、噂話は好きでも、人間の個性には興味がないからだろう。
芸能人を女は好きだが、誰が結婚したとか、離婚したとか好きなのは「関係性」であって、その個人の「人格」ではないようである。男は人物伝が好きだが、「関係性」よりも「人格」に興味があるのだ。
これは、思春期の女が「恋をしたい」というのと、男子が「彼女ほしい」という傾向があるのとも符合する。
男の方が過去の恋に執着するのも、結局は、同じ人格を有する女は世の中にほかに存在しないわけで、新しい恋でどうにかなるものでもない。一方、女が欲しいのは「関係性」だから、新しい恋は古い恋を過去にする。
また、女子は「人気のある男子」が好きだが、これも同じで、「人気」は「関係性」なくして存在し得ない。男は女子が人気であるかどうかは惚れる要素にほとんど影響を及ぼさない。ほしいのは「個人」だからだ。
だから、一見すると恋愛依存は女子に多そうに見えるが、実際には男子に多いらしい(個人は簡単に代替できないので依存度が高まる)。
また、束縛に関しても、束縛されたいと感じるのは男が多く、束縛したいと考えるのは女が多いという統計もあるようだ。
冒頭で述べた「共感」も、男は簡単に「共感」しないが、考えてみれば当然の話で、同じ境遇の人間はいないのだから、そう簡単に「共感」できるはずもない。共感しまくることこそ「相手にとって不義理」にも感じる。
わかるわかるーとか言われると、お前に何がわかるんじゃボケとなる。当然だろう。
そういうのは、親しい人か近しい境遇や人生の人でもないとあり得ない。
女子の行動で、ドン引きするのが相手と自分の関係性で態度がめちゃくちゃ変わることだ。もちろん、男も変わるが、落差が大きすぎる。
これも結局は、女は家庭を守ってきたからとか、男は社会に出ているからとかそういう話ではなくて、女の定規が「自己中心的」であることに関係する。「自分」から見て、相手を判断する。
一方、男の場合、もちろん自分も基準の一つだが、ほかにも基準は存在するわけだ。それが社会的なものであったりする。定規は複数ある。これは男の方が社会性があるとかいう話でもない。単に女ほど「自己中心的」ではないだけだ。
もうひとつ、女は謝らないというのがある。
明らかに悪い場合でも、ひたすら相手を非難しまくる。
非難したところで、あんたの側が悪いことは変わらないだろうと思うのだが、自分は絶対悪くないといい募る。そしてそれが言い逃れではなく、本気でそう思っている。やはり「自己中心的」だ。善悪の尺度が自分しかないのだ。
男は、とりあえず謝るという傾向がある。これがある意味、女を増長させる。
善悪と人格は男の中では結びついていない。善悪は相対的に決まるからだ。だから謝ったからといって自分が悪人になるわけではない。しかし、女の世界では善悪と自分の人格は分かちがたく結びついており、非を認めた瞬間、自分が悪人になるため、絶対に謝るわけにはいかないのだ。
だから、「絶対的正義」の信奉者は女で、白黒つけたがるのも女だ。
私の友人がドイツ留学していたが、差別してくるのは女だったそうだ。もちろん、男も差別的なはずだが、表には出さない。相手の立場もあるだろうからだ。しかし、女は違う。
アジア人は差別してもいいと思った瞬間(自分たちが格上と思った瞬間。日本でもよくあるだろう、白人と結婚したブスが自分を格上=白人と思い込み、突然マウントを取り始めるやつだ。男の場合は、せいぜいベッドでのことくらいだろう自慢するのは)、平気で差別する。
卑近な例で言えば、クラスのオタクくんをあからさまに差別したのは女子だっただろう。
女の共感は害悪である。自己中心的な世界だからだ。