憂邦烈士連合会@ソロプレイ

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勘違い野郎

 別に思想信条は自由だけど、無駄に他人を安全圏から煽る奴は嫌いだ。あと筋の通らないやつも。
 今日みつけたやつはこいつ。

 

anond.hatelabo.jp

 

 ひでえ勘違い野郎だなあと思う。

 「生まれが卑しい」くせに「上流階級」をもてなす立場になって、自分のことを「仲間」だと勘違いした勘違い君、という感じ。「生まれが卑しい」からこんな価値観になるんだな、と思う。
 たぶん、こいつのいう「勝ち抜いた人・生まれが抜群にいい人」は「生まれも育ちも卑しい」あんたとは「価値観」を共有していないと思うよ。

 共有しているというのが「勘違い」だね。

 あとは一見さんを全部断っているなら、そらそういう紹介制の店だと思うが、「売り上げが全てではない」と言いながら、一見さんの予約も受け付けているらしい
 猛烈にダサいな、と思う。
 常連や紹介のいない日は予約受付ているんだろうなあ、と。「金の亡者」じゃん? やっぱ育ちが卑しいなあ。そもそも、こいつの指す「勝ち抜いた人・生まれが抜群にいい人」とやらはこいつの店に大枚をはたける=金持であって、本当、頭の中は「お金」しかないようだ。

 それでいて、「売り上げが全てではない」だってよ。だっさ

 食べログに問い合わせて、紹介制って書いてもらえばいいだけなんだからさ。それもしないなら、怠慢だし、そんな怠慢な店主の店の内装などたかが知れているだろう。
 手抜き工事してそうだね

 それにさ、名前の知れているような店なら食べログ乗ってても、普通そういう店だってわかるし、貧乏な一見さんが予約の電話を勝手にかけてくる=「その程度の店と認識されている」ってことを理解してないのかね。
 文章のところどころから、「俺の店は違う!」って妄想がしみだしているけど、その程度の店だよ。

 だから、たぶん、「本当の成功者」はあんたの所には来ないと思うよ。あんたのところにきているのは、あんたと価値観を共有する「金の亡者」だけかな。
 ついでに、自分のことを一流の寿司職人と思っている割には、寿司の話は全然なくて、内装だの社交場だのそんな話ばかり。
 たぶん、こいつは寿司職人ですらない。こいつのいう回転ずしの職人と比べる次元にすらない。
 「寿司社交場プロデューサー」みたいなのが正しい呼称じゃないかね。こいつが職人名乗るのは、回転ずしの職人に失礼だわ。

 自分を一流の寿司職人って思ってるみたいだけど、寿司職人の一流って、店の内装にかけた金で決まるのかね。初めて知ったわ。

 あと、店で頼めるのものを複数回頼んだだけで、「わがまま」とか「強要」とかなんなんだろうね。
 それ本当に飲食店??
 注文を強要と呼ぶ店を始めてみたよ。
 あたまおかしいんかね?
 そもそも、金のために一見さんの予約を受け付けたのはあんただろ??

 ようは、役割役割言っているが、あんたが気に入った客以外要らないという「わがまま」だよね。世の中には、一見さんだろうと丁寧にもてなす社交場もあるから、そっちへいくことにするよ。
 あんたのいう接客態度が機械的な回転ずしではなくて、ね。たまには高級寿司も食べたいのでね。

 こいつの頭の中では、なぜか一流の寿司と回転ずしという対立しかないけど、まず間違い。
 こいつの店みたいな「わがままな店」と、「まっとうな店」があるわけ
 あんたの店みたいなのは、場末の居酒屋みたいなのにいくらでもある。常連のたまり場ね。
 それは役割の違いじゃないよ。

 高級寿司店でも、首相や大企業の社長が食事するようなところでも、誰でもきちんと接客する店はあるわけ。
 それを「機械的接客」だの、「感情がない」だの言うのかね。複数回同じ注文を受けただけで腹を立てるようなのは「感情の起伏が大きい」と言って、精神異常のことなんだけどね。

 だから一流の社交場に使われていても接客が丁寧で一見さんにも優しい店があるんだから、こいつのいう「役割」は嘘だってわかる。
 じゃあ、社交場の店はみーんな一見さんに冷たいってことになっちゃうからね。
 そういった「本当の一流の店」と同じ「役割」が自分の店にあると思っている時点で、酷い「勘違い」だ。
 確かに店には「役割」があるが、その「役割」と接客態度は無関係だし、内装に金をかけたかどうかも無関係だし、お金を払った客を馬鹿にする店主がいるかどうかも無関係だ。

 いるんだよね。
 卑しい生まれの貧乏人がさ、社長とか議員とかになって、人生の最初からエリート街道を進んだ人たちと知己になった瞬間、同じ卑しい生まれの貧乏人を馬鹿にしだすの。

 まあ、読んで思うのは、こいつのいう「役割」の飲食店って、寿司屋じゃなくて、高級キャバクラじゃね? って。まっとうな飲食店は客ごとに態度変えないからね。変えたところで、売り上げが大きく変わったりもしない。
 一方キャバクラは常連を作ればそれだけ有利になる。高い酒も入れてくれるやつを優先する。

 こいつさあ、全然筋が通ってないからマジ嫌いだわ。

なぜ歴史はギリシャから始まるのか

 一見するとギリシャ文明は紀元前に多くの詩、戯曲、歴史書哲学書を書いており、大変優れた文明のように見える。実際、西洋人はそう思ってきた。
 しかし、実態は違う

 ギリシャ語文献が現代まで伝わったのは、ギリシャ語が途中で滅んだり、壊滅的打撃を受けなかったからだ。これはラテン語も同じ。ゆえに、ずっと写本がなされてきた。
 単純にギリシャ語文献はギリシャ語が死語にならなかったゆえに、保存されてきただけで、「残った数」が多かっただけで、ギリシャ文明が優秀だったわけではない

 一方、古代に栄えた多くの言語は滅んでいる。

 たとえば19世紀以降中東ではおびただしい量の粘土板が出土した。
 現在も9割以上が未解読である。
 そこには、未知の言語も多く含まれていたし、この粘土板によって、人類は、系統不明で、かつ、紀元前2000年頃には死語となっていたシュメール語の存在を知るのである。
 それはこれまで人類が見たこともきいたこともない言語だった。なにせ、親類縁者が見つからないのだから。子孫も親戚筋も、現代社会には存在しなかった。

 シュメール語は滅んだその後も長く書記言語としての命脈を保ったが、紀元を超えることはなかった。まあ、ラテン語ローマ帝国が滅んで1000年くらいの間が書記言語だったから、むしろ持った方である
 結局のところ、中東、地中海世界で生き残った言語はギリシャ語とペルシア語だけといってもよかった。ヘブライ語やシリア語、コプト語あたりはゾンビみたいなもんだった。

 とはいえ、ペルシア語はアラブ人の襲撃を受け、文献は失われた。
 これはローマがゲルマン人の襲撃を受け、文献の多くが消え去ったのと同じだが、ローマの場合、東ローマ帝国は16世紀まで生き残り、ラテン語文献、ギリシャ語文献を保存できた。これも大きい。
 ゲルマン人の破壊が大きく影響していると思われるのは、はるかに巨大だったローマ帝国よりもギリシャ時代の文献の方が多く残存していることからも推察される。

 もっとも、バビロニア語をこの世から葬り去ったのはギリシャ人のアレクサンドロスであった。また彼は一度ペルシア語も闇に消そうとした。
 ペルシア帝国を居抜きで接収した彼は、それまでペルシア帝国が公用語的に使っていた、バビロニア語、エラム語、アッカド語、ペルシア語などを廃止し、そこ代わりにギリシャ語を使うことにした。

 勘違いしてはいけないが、ギリシャ語が「文明語」になったのはこのときであって、古代哲学の時代は「地方の一言語」にすぎなかった
 漢語が諸子百家の時点ですでにほかの追従を許さない大文明語(結局のところ、19世紀以降に日本語が台頭するまで東アジアで漢語の地位を揺るがすものは何もなかった)だったのと対称的である。

 アレクサンドロス最大の功績(?)は疑義のあるヘレニズムでも、世界帝国の建設(単にペルシア帝国を接収しただけ)でもない。
 それまで2000年近く続いてきたメソポタミアとエジプトの伝統をほとんど灰燼にした点である。
 エジプトではプトレマイオスが結局エジプトの伝統に吞まれてしまい、ローマ人がくるまで古代エジプトの伝統は生き永らえたともいえるが、エジプトのギリシャ化はコプト語や建築様式を見るに明らかである。
 プトレマイオスとその子孫たちは、初めてエジプトを長期的に支配した異邦人勢力だった。メロエやエチオピア、ペルシアもかつてはエジプトを支配したが、半世紀ももたなかった。
 そして、その長期的な支配が、3000年以上の歴史に終止符を打ったのだ。

 おそらく、アレクサンドロスはチンギスハンや毛沢東はだしで逃げ出すレベルの「文化破壊者」であった。
 これは西洋人の評価とは真逆(彼らはヘレニズム文化を広めたと考えている)であるが、事実、彼以降、メソポタミアの文明語はすべて消え19世紀に粘土板が大量に見つかるまで聖書の中のおとぎ話になってしまっていたのだから、どれほどすさまじい破壊だったかわかろうというものだ。
 彼は既存の文化と文明を完膚なきまで破壊し、そこにギリシャ文明を移植した。何もなくなったところに種をまくのは簡単である。
 ギリシャ文明がそんなに優れているのならば、アレクサンドロス以前に自主的に他民族も採用したはずだが、されていないことが何よりの証拠だろう。

 アレクサンドロスアレクサンドリアの図書館のイメージから、文化的な功績があるように見えるが、実体としては真逆である。
 バビロニア帝国、アッシリア帝国ヒッタイト帝国、ペルシア帝国、どの帝国もなしえなかった伝統の破壊だった。そしてそれができたのは、ギリシャ人が「野蛮人」だったからに他ならない
 文明人だったペルシア人は先行していたメソポタミアの文明に敬意を払っていた。
 多くの碑文が多言語表記なのだ。
 そう。文化の価値が毛ほどもわからないゲルマン人がローマ都市の価値がわからず破壊しつくしたのと同じく、ギリシャ人には多くの古代文明の価値がわからず、理解していたダレイオスにはできなかったことを無知蒙昧なアレクサンドロスはできたわけだ。

 たとえば、ヘレニズムでギリシャ的な写実が世界に広まったと西洋人は言うが、そもそも文明国では写実は「」であった。古代エジプトでもデスマスクは精巧につくられているし、ペルシアでもリアリスティックな金属製品は見つかる。マヤ文明でさえそうだ。
 当たり前の話だが、どの文明でも写実はあった。
 しかし、文明国では神にささげるものはデフォルメされてしかるべきだった。中国の饕餮紋のようなものが典型例だ。むしろ、デフォルメを知らず、写実一辺倒のギリシャ人はさぞや野蛮に見えただろう。
 ヘレニズムはむしろ進んだ文明を後退させるものだった。

 ローマにおけるゲルマン人こそが、ペルシア人から見たギリシャ人であった

 つまり、ギリシャ語文献の多さは、ギリシャ人のアレクサンドロスギリシャ語以外の文献を破壊しつくしたから、というわけだ。
 なので、アラブ人が古代文献の翻訳をやろうとしたとき、ギリシャ語とラテン語、若干のペルシア語以外にまともな文献はなかった。
 ここにきてアラブ人たちは、その拡大の初期にペルシア語文献を破壊しつくしたことを後悔したかもしれないが、東ローマのような存在(保管庫)がない以上、どうしようもなかった。

 アラブ人は、自分たちの足下に膨大な文献があることも、エジプトの砂漠にパピルスが埋まっていることも、知らなかったのだ。もし、知っていたなら、ギリシャ語文献をアラビア語訳することもなかっただろう。
 というのも、近年は粘土板の解読も進んでいるからで、多くのギリシャ語文献の間違いが発見されている
 まあ、これは当たり前の話で、ペルシアの辺境の属州でしなかったギリシャには「伝聞」しかなかったのだろうし、当然だ。

 

最上層言語

 漢語
 サンスクリット
 ギリシャ
 シュメール語
 アラビア語

 言語の数は数万とまで言われるが、人類史上、他言語に極めて大きな影響を行使し、古代から続く膨大な文字資料を保持してきた言語は上にあげたくらいしかない。

 次点で、リンガフランカだったペルシア語やラテン語、現代ではフランス語や英語がくるだろうが、上にあげた言語はアラビア語以外は太古から文献が存在し、のちに他の言語の影響を逆に大きく受けて変質(サンスクリット→ヒンズー語など)するが、それでも、最初期に現れ、そもそもが文明を建設した言語なので、ほとんどここから文化、文明が始まったといえる言語たちである。

 この点でラテン語は次点になる。
 グレコ・ローマンというように。ローマ文化はギリシャ文明の重力からほとんど逸脱していないコピー品のようなものだ。特に古代において重要だった神話体系がギリシャ神話の丸写しなのが最大の論拠だ。
 古代エジプト語が入っていないのは、殆ど古代エジプト語は外部へ影響を及ぼさなかったからだ。メロエ王国のような例もあるが、痕跡は殆どなく、シュメール語やアッカド語などと違い、現役(コプト語は直系の子孫だ)だが、影響はゼロに等しい。

 かくいうアラビア語も、ヘブライ語アッカド語アラム語フェニキア語、バビロニア語の親戚筋で、アラビア語自体は長く暗黒の世界にいたが、同族は古代文明を担ってきた優秀な言語だし、そもそも、世界最初の文明の地ではシュメール語(なんでこいつが系統関係不明なんだよ!)以外はほとんどセムハム語系(※1)だったわけだから、アラビア語の潜在能力がそもそも高かったわけだ。


※1
 アフロアジア語という言葉は嫌いである。
 あたかもヨーロッパでは話されていないというニュアンス(暗にイスラム・反ユダヤ的匂いがする)があるし、アフリカだってアジアだって、セムハム語が支配的な地域の方が少ない(アジアなら漢語とヒンズー語の方が圧倒しているし、アフリカでもバンツー系やスワヒリ系の方が勢力が強い)のだから、アフロアジアなど言わないでいただきたい(ユーラシアで支配的なのはインドでは印欧語、人口的にはシナチベット語系だ)。
 西洋中心主義すぎておおいに嫌いだ。
 セムハムというと今度はキリスト教臭いかもしれないが、もとをただせばユダヤ教で、そうなるとイスラム教的でもあり、ずっとニュートラルな表現だと思う。最近、西洋人はグローバルヒストリーという虚妄を御旗に歴史修正主義に走っている

有能と無能

C 基本
C++ 使いにくい。記法がわかりにくい。クソ
PHP クソだが有能。{}を使わない記法がつかえるのはよい。
C# 有能。switch文をなぜCの悪癖を引き継いだのかは不明。VBよりにすべきだった。
javascript きもい。嫌い
java あまり知らないが、悪くはないと思う
lisp 素晴らしい言語だと思うが、私には無理
python いろいろライブラリが充実しているが、記法がわかりにくいし、使いにくいので嫌い
arduino言語 Cみたいなもん
HTML どうでもいい
MS Access 独自仕様と2G制限滅びろ
MySQL これがないと始まらない
Xamarin 有能
sublime もうこれしか使えない
Visual Studio 有能。最高のIDE
Visual Studio Code 悪くはないけどsublimeがいい
Android Studio クソUI。やる気なくす
サクラエディタ 有能
FFFTP 最近バグ多くない? でもないと不便
SQLite 軽くて好き
eclips 嫌い
TeraTerm 有能。これがないと仕事にならない
TeamViwer ライセンス商法やめろ
AnyDesk 日本語の扱いがダメじゃない? 他はいい
paint.net ペイントでできないことするのにいいよね
Excel おそらくこの世で最強を名乗るに相応しいアプリの一角。なんでもできる
jwcad 意味不明なIFが大嫌い。そびクソ
Xampp 便利。いまんとこ代替えなし
F# 無理
ペイント 大好き
メモ帳 大好き
CrystalDiskInfo 有能

シン・ウルトラマン

 シン・ウルトラマンは普通だという話である。
 庵野氏はウルトラマンを敬愛していたわけで、変えられなかったのだろう。
 一方、シン・ゴジラは愛を感じなかった。

 私は小さい頃からゴジラが好きだったが、彼のゴジラには愛がなかった。あんなキモいゴジラを出すのは違うだろう、と。オマージュもなかったし、まあ、彼は特撮は好きだがゴジラは好きじゃないのだろう。あまりインタビューなんかで語ってるのもきいたことがない。

 ゴジラ界はアホなのかな? と思う。

 虚淵氏原作のアニメも、コケたけど、やる前からわかってた。愛がなかったもの。
 ゴジラのように、もはや国民全員、いな、世界中が知っているような作品は、奇をてらっても駄目だ、と思う。シンゴジだって、海外ではコケた。まあ、ハリウッド版ゴジラに愛があるかと言われたら微妙だが、少なくとも、ジラよりは愛があるし、シンゴジよりはあるような気はする。

 もっとも、ハリウッド版ゴジラは、日本に対する愛は微塵も感じないので、日本ではイマイチうけないのは当然だと思うが、ゴジラという怪獣に対する愛は、まあそこそこかなとは思う。 

労組潰しに飽き足らず労働者の権利そのものをなくしたいのか??

 最近、労働者の権利が強すぎて首にできないから非正規ばかりで賃金が上がらない論を多く聞く。

 は? である。

 どう考えても上級国民の陰謀である。

 考えてもみろ。もし簡単に首にできるようにしてみろ。賃金はもっとさがるし、非正規はもっと増えるぞ。断言できる。宇宙の真理はこうであるレベルの断言である。

 というのも、自民党の労組潰しは大成功で、もう労組なんて形骸化どころか存在しているかどうかもわからんレベルまで衰退している。
 こんな衰退しているのは先進国では日本だけだ。そこで労働者の権利を緩和してみろ、という話だ。ありえん。後ろ盾もないのに緩和したら抵抗もできない。抵抗しようにもユニオンはほとんどゾンビか死体だ。どうにもならん。

 アメリカは簡単に首にできる代わり、労組は今でも強靭だ。大規模ストもする。ここを全く触れずに議論しようとする経営者(上級国民)どもがなんと多いことか。
 権利も労組もない状態で、どうやって経営者に賃上げ要求できるの? むしろ経営者側は長期雇用を条件に、どんどん賃金を絞ってくる。目に見えるようだ。

 正社員で雇う必要がないなら、ぜーんぶ派遣と契約にしたいと経営者は思っているんだから、正社員は全員首で、明日から全員契約社員派遣社員! とかやるぞ。アメリカの10倍も派遣がいるこの国で、そうならない道理がないのだ。
 契約だから一年更新、査定に届かないと更新なしか次期の給与大幅減! とかやるぞ。
 こうなってくると、益々衰退する。
 国民が貧乏になるだけじゃなく、技術も蓄積されないから産業も衰退していく

 経営者は長期的な展望なんてどうでもよくて、自分さえ儲かればいいし、会社はつぶれても自分の資産さえ増えればいいわけ(株主を騙せればいいし、ファンドを騙して売り抜けてもいい)で、殆ど隠居みたいなベテランはリストラされていなくなるぞ。
 そういうベテランは一見売り上げを生まないよう穀潰しに見えるが、技術の継承に必要だ。

 うちの会社でもベテラン辞めた瞬間、結構難儀するようになって、あー、あの人のなにげない一言で今までうまくいっていたなってことがある。
 いなくなってわかるんだぞ。
 ベテランは些細なことに気づいたりするからな。
 まあ、現場はわかっても経営者はわからんのだろうが。実際、日本の経営者は経理か人事、営業畑で現場を知らない。

 でもたぶん、この労働者の権利を制限したら正社員が増えて賃金アップというもはや妄想や妄言でしかない理屈が最近よくきかれるから、上級国民たちが流布しているのだろう。
 そんなはずは絶対にないのだが、労働者の権利を制限して、労働者側が得するわけがないだろう?? 簡単な話だ。
 なんで、産業革命以降、労働者は労働者の権利を勝ち取ってきたんだと思う??

 
 こういうと、いやいやそんな企業が出ても、逆に終身雇用で人材を集めようとする会社も出てくるだろう。って? ないね。ベンチャーはあるかもだが、大企業は絶対にないと断言できるね。

 これも考えて見なさいよ。現在、大企業が終身雇用をやってるのは、これをやめたら他に逃げられるからであって、やりたくてやってるわけじゃない。皆が一斉に、首切り放題になったら、労働市場でも談合してくるに決まってるだろ。
 皆で談合すれば、安く使えるわけで、わざわざ自分だけ高い給与を払おうなんて思う企業は出てこない。
 就職したくても、どこを探しても初任給15万、ベアなし。高給なのはわけのわからんベンチャーしかない。ね?

フランス語の規制

 今度、フランスではゲーマーとかストリーミングとか英語由来の単語が禁止されるようである。

 またかよ。である。

 しかしまあ、フランス人はイギリス人がクソほど嫌いなので仕方がない。
 イギリス人嫌いすぎて嫌がらせのためにアメリカ独立戦争を全ツッパで支援した結果、財政難でルイ王朝が崩壊するくらいにはイギリス大嫌いである。

 そもそも、ラテン語から近世にはフランス語が国際語となった。そもそも国際語はリンガフランカ(フランスの言葉)というのだ。そう、国際語=フランス語であった。ラテン語はあくまでもヨーロッパ内国際語だったが、ヨーロッパの世界支配に伴い、本当にフランス語は国際語となった。

 日本人が国際社会に復帰したときはすでに英語の勢力も強かった上、日本は一貫して英米偏愛だったので印象がないかもしれないが、フランス語は長らく唯一の国際語だったのだ。

 また、戦前においても、アインシュタインのほとんどの論文がドイツ語で書かれていたり、医学を学ぶために日本の医者たちが英語ではなくドイツ語を習得していたようにドイツ語もまだかなり通用した。

 それが戦後になると一変し、海事は英語のみ、航空関連も英語のみ、宇宙開発も英語のみ、国際組織もほぼ英語のみ、オリンピックでさえ英語偏重、英語をしゃべる元植民地はカナダやオーストラリアのような国があるのに、フランス語をしゃべる国はケベックを除けばゴミばかり、となり、フランス語は国際語の地位を完全に失った。

 IT分野は完全にアメリカに支配されているため、もはや英語ばかり。
 科学論文も英語、ファッションも英語。新語はみーんな英語。日本人や中国人たちは自分たちの言語ではなく英語で造語してくるから、英語由来の単語は加速度的に増えていく。
 なんで日本語で造語しないんだろ??