底辺の仕事

 炎上案件である。

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 底辺とは何か、ということには侃々諤々の議論もあろうが、少なくとも、社会に必要な仕事、真面目なカタギの仕事に対し「底辺」という言葉を使う感覚(センス)がもう駄目だ。

 この中で実際に「底辺」なのは(例外)となっている株式トレーダーだけだ。
 彼らは社会にとって不要である。いてもいなくても、社会は何の不都合もなく回るのだ。なにせ、そんな仕事は200年前にはなかったが、保育士は乳母という仕事があったし、建築作業員も大工という仕事があったし、他の仕事は江戸時代にも全部あるのだ。コールセンター以外。

 「底辺」という言葉を使った時点で、明らかな蔑み、職業差別がある。
 「底辺」と呼んでいいのは、AV女優だとか、風水とかくらいだろう。ああ、あと商社のような右から左へ移すだけで儲ける仕事。銀行もだね。でもそういうのは「底辺」と呼ばないし、ここにも書かれていない。

 なぜだろう?

 書いた人間が「底辺」をどういう意味で使ったか。ほとんどブルーカラーという意味で使っている。みんなエッセンシャルワーカーだというのに。
 これが3Kの仕事というのなら、まあわかる。大変な仕事というのなら、わかる。しかし、それを底辺呼ばわりとは、書いた人間の人間性、視野の狭さが浮き彫りである。

 また、トレーダーを(例外)として入れていることから、金は持っているが学歴のないようなフリーのトレーダーに妬み嫉みを持っていそうだ。しかし、就職サイトなんていうのは、「要らない仕事」である。
 一昔前は、会社は自前でやっていたわけだし、こんなもんはリクルートが始めた虚業だろう。社会に不必要という意味での底辺職種は君自身だよ、と私は思うが。

 実際、土木作業員は平の工員でなく、オペや監督、鉄筋工、ボーリング屋、足場工、このへんはわりと収入がいいのだ(電工はクソだ)。多分、よくわからん就職サイトの大卒よりは給料がいい
 給料がよくて、社会に必要な仕事が底辺だとは、笑ってしまう。昔から大工は低学歴の高収入の代名詞だったではないか。