憂邦烈士連合会@ソロプレイ

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アメリカのヤクザ企業

 Pinterestみたいな著作権無視、勝手にクロールして情報収集、そのくせ、勝手に集めたイラストを閲覧するにはログインしろ! 泥棒みたいな、というか泥棒そのものである。
 こんなのが素晴らしい素晴らしいと称賛され、株価が爆上がりしているし、一体全体何で儲かっているのか意味不明な売り上げを出している。
 正直、国家が管理してやっている分、中国はマシで、こんなヤクザ企業、海賊企業が偉そうにふんぞり返り、最先端! みたいにえばっているアメリカこそ、一番やばいし、著作権とか個人の権利とかないがしろにしている。実際、アメリカはアメリカ人以外の権利については全く興味がない(ウイグルの人権は中国を叩く方便で何の興味もない。ウクライナも一緒)。
 Pinterestや古いところでいえばファイスブックみたいな、ヤクザ企業がアメリカにしか誕生しないのは、日本人、ヨーロッパ人、中国人には「限度をわきまえる態度」があるからだし、自国民以外の権利についても考えているからだ(ヨーロッパのイスラム問題、日本の在日問題)。アメリカ人は考えない。やつらは黒人の権利といっても、アメリカ黒人以外の黒人の権利にはほとんどまったく興味がない(アフリカのプランテーションで働かされている奴隷のような黒人の権利には一切言及しないが、クーラーのきいた涼しい部屋で差別されていると息巻くアメリカ黒人はクローズアップする)。
 アメリカ人は権利と自由が好きだが、これあくまでも「アメリカ国籍を持ったアメリカ市民」にしか適用されない。ここに、アメリカ以外の世界とアメリカの認識に絶大な断絶がある。いまどき、ここまでの時刻中心主義は北朝鮮ですら考えもしない。というか、小国だからこそ北朝鮮は外国の動向をすごく気にする。
 アメリカはいまだに武力で言うことを利かせる(アフガン、イラク)が、近年、中国はそんなことをしたことはないし、北朝鮮もない。国内ではそうだが、対外的にはない。イラクのように軍隊で更地にして、アメリカのシンパを送り込み、アメリカ企業が進出し、好き放題やるなんて、イギリスが400年前に考え出した悪魔の手法をいまだにやっているのだ(もうイギリス自身はやめて久しい)。
 ロシアをならずもの呼ばわりする前に、ロシアに一番行動が近い国はほかならぬアメリカであって、中国でもイランでもない。
 正直、Twitterはまだ許せるが、Pinterestみたいな権利の侵害しかしていない企業(フェイスブックはまだマシだ。自主的にみんな日記を書くのだ。しかし、Pinterestは勝手に収拾される)がひとつではなく、うじゃうじゃ生まれるのが信じられない。Pinterestがやっていることは漫画村と同じで、違いは漫画村は手動収集だったが、Pinterestは自動収集ってことで、むしろ、もっと悪い。SNSといえば赦されると思うな、という話だ。
 著作権は厳しくなった。しかし、それは個人(昔のように学校などで気軽に使えなくなった)や小企業に対するもので、やくざ企業はほとんど無視している(youtubeも体裁だけで本気で海賊版対策する気は皆無)。そして、著作権保持企業はだいたい小企業なのだ。だから、アメリカのヤクザ企業に勝手に使われて、勝手に何兆円と儲かられて、しかし訴えようにもアメリカの裁判所ではハードルが高く、泣き寝入り。
 いままでも日本のエンタメは流出していたが、今も昔ももっとも権利を侵害しているのは一貫してアメリカである(中国でも韓国でもないし、彼らは昔貧乏だったから買えなかった。アメリカはお金はあるのにずっと侵害してきたので悪質)。これからはこれが二国間協定でより酷くなる。
 ディズニーなどは日本でも徹底して守られ、日本の著作物は逆に徹底して侵害される。対抗手段はSONYのようにアメリカ企業」になるか、任天堂のように法務部を増強するか。どっちもある一定規模の会社にしかできない。多くの著作権者は自分には一円も入ってこないのに、アメリカ人が勝手に商売して儲かるのを眺めるしかない。
 こうなってくると、エンタメ界でも中国に期待したくなる。内容とかではなく、著作権をめぐってアメリカと戦ってほしい、ということだ。
 なんでもそうだが、アメリカのサービスを利用することは、すなわち、権利をアメリカ人に譲渡し、好き放題使って金儲けしてもいいし、こっちは一円も要らないからと言っているのと同義なのである。本当に気持ち悪いし気分の悪い世の中になった。