売れるとは思わないが、バルミューダは企業としてはとても評価している。
日本に足りない「中身大したことないものをデザインで売る」を成し遂げている数少ない企業で、バルミューダのような企業が成長しないなら、少なくとも民生分野の日本企業はオワコンということになる。
廉売では中国に勝てるわけがないのだし、性能でもデジタルだと勝てるか怪しい。しかし、中国製品には致命的な部分があって、まあ、デザインがクッソダサいわけだ。
中国製品最大の欠点はここだ。
私はカメラが趣味だが、中国製のレンズはなかなかよい。値段も安い。ただね、致命的にデザインがダサいんだよ。
コシナはカールツァイスやフォクトレンダーのブランドを買っただけではなく、デザインやビルドクオリティに明らかに金をかけているのがよい。正直、ヴィンテージ風レンズなんて写りには別に期待していないんだ。ただあのデザインと質感がいいと思う。だから買う。
コシナが成功しているのは、大手メーカーと違って、質感に金を使っているおかげだと思う。まあ、そのおかげで、カールツァイス銘をメイドインジャーマニーだと思っているカメオタがいっぱいいるのがその証拠だ。違う。それは日本製だ(筆記具で有名なステドラーも多くの製品が日本製でがっかりするよ!)。
正直、家具ってデザインってことは多いと思う。
まあ、二択だよ。クッソ安いが安さ以外にメリットがない製品か、高くてもかっこいいのか。
私はずっと言ってきているが、日本企業はぜんぜんこれをやらない。デザインは目に見えないし、実際に売り出してみないと売り上げ目標も立たない場合も多いかもしれない。が、ファンがつくと強い面もあるし、ブランドとして確立すれば、下手な廉売競争に巻き込まれなくても済む。