保育園設置に反対する老人、子供が公園で遊ぶことに文句を言う老人。
日本の老人は自己中ばかりである。
その最たる例が、ヨーロッパの政策との差だ。
日本は確かに老人大国だが、ドイツやイタリアも別に日本と大差はないのだ。
しかしながら、ドイツは若者に対する政策がずっと日本よりも恵まれているし、イタリアは老人にも若者にも厳しい。
なぜこうなるのか。
早い話、老人たちが自分たちの利益しか考えず、未来の日本、未来の若者のためにお金を使う政策を拒否するからだ。
先進国はどこも老人が多いのに、日本だけ異様に老人優遇若者切り捨てなのは、老人が「自己中」だからに他ならない。
そもそも、自民党はジジイばかりだが、老人が老人にしか票を入れないからだ。
北欧は政治家が若いが、別に若者が多いわけでもない。老人が若者に票を入れるだけだ。
日本最大の癌は「自己中老人」である。
今の70代80代は最悪である。
90代後半になるとこれは戦中世代になってきて、戦争に対する強い拒否感をもっており、自衛隊の増強にはもちろん反対しているし、戦中戦後の艱難辛苦を「大人」として生きた世代なので、若者に対する投資に拒否感はあまりない。
しかし、70代後半、80代は違う。
戦争中のことは小さくて憶えていないし、戦後のつらい時代は子供だったので、大人の苦労はよく知らない。
大人になったときには日本はイケイケドンドンで、日本はナンバーワン。退社するまでバブル景気もあって、日本の衰退なんか知らない。
また、一番犯罪率が高かった世代が今の80代だ。
まあ、そういう世代なんだよ。で、数が多い。
ドイツやイタリアが同じ敗戦国ながら、日本と同じ道を辿らなかったのは日本は朝鮮特需で経済がV字回復したが、ドイツは東西分断があり、イタリアは経済復興はゆるやかだった。
だから90年代には日本は圧倒的で、ドイツやイタリアの経済など目ではなかった。
しかし、30年停滞したおかげで、ドイツに抜かれるのは時間の問題となっている。
早い話、朝鮮特需とバブルの貯金を30年で使い果たしたのだ。すべては55歳で定年した今の80代のために、だ。ちょうど30年。辻褄も合う。