なぜ海外かぶれ、特に欧米かぶれは頭が悪く見えるのか?
これは実に単純な話で、日本社会は平均IQ100にアジャストされているが、欧米社会は平均IQ90にアジャストされているからだ。
欧米文化というだけで称賛し、IQ90の文化を偉そうに語るのだから、頭悪そうに見えるのは仕方がない。彼らが憧れているのはアッパー階級の文化だが、欧米文化の多くは90なのだ。
なにせ、100近い、もしくは100を超えた平均IQの社会は東アジアだけで、日本、韓国、中国、モンゴル、台湾、ベトナムに限られる。
偶然なのかわからないが、この範囲は、おおよそ中華文化圏と被っている。
北朝鮮はデータがないが、モンゴルの例からすると、おそらく高いスコアであると思われる。
この東アジアレベルの平均IQのある欧米の国は一つしかない。ドイツ? 違う。イタリアである。
イタリア人だけは100のスコアを記録しているが、ドイツ人でさえスコアは90半ばだ。
そもそもドイツの科学界を率いてきたのはアシュケナージ系ユダヤ人が多かったのだから、ドイツ人自体のIQがイタリア人より低いのは納得だ。
イタリアの科学者は歴史的にユダヤ人が少ないのだ。有名なイタリア人科学者でユダヤ人ってきいたことがない。カトリック教国ってのもあるかもだが。
ハンガリー人が東欧では比較的にIQが高いが、マジャール人(アジア人)の血筋と考えるとそうなのだろう。
ただし、これは平均IQの話だ。
欧米は基本的に階級社会で、日本の階級のようにコネやカネで出入りが自由ではないため、文化や芸術、政治を担う層の平均IQはおそらく日本よりも高くなる。
階級内で結婚していくからだ。
26世紀青年がこのへんおちょくってて面白い。
日本では九大卒と底辺高卒が同じ職場同じ賃金で働く国だが、世界広しといえど、そんな国は日本しかない。
韓国ですら、まっとうな人生ならそうはならない(チキン屋になる可能性はある)。しかし、日本ではミスしなくてもそうなることは多々ある。
日本社会は均質というよりは階級間移動がすごく激しい国といえる。階級間移動が激しすぎて、均一に見えてしまうのだ。
年功序列もいい例だろう。勝手に階級があがっていく。
普通の国では管理職候補は最初からそうだし、平社員は定年まで平社員だ。そしてそれは学歴や実績で変わる。日本のように自動であがっていかない。
これが日本の文化がどこか幼児性の強いものと感じる理由だろう。欧米文化は大人に見える。
二律背反のようだが、そういうことなのだ。
出羽守や欧米崇拝者の憧れる社会はIQの高いアッパー階級の文化であって、しかし、ほとんどのガイジン(日本人のこと)はその異国のアッパー階級に触れることはできないから、憧れて渡米しようと、渡欧しようと、コミットできるのはミドル以下の社会と文化だ。
そしてそこはIQ90台の社会なのだ。
そのことを指摘されると、顔を真っ赤にして怒る。
社会そのものは日本社会のほうが成熟している。
これは平均IQが高いからだ。だから、欧米の社会はすごいんだ! という出羽守は馬鹿に見える。
一方、文化芸術をリードする層は欧米ではエリートである。
日本のように出入り自由ではない。だから、IQ高めになる。ゆえに、欧米文化はどこかかっこよく、大人に見える。
前者(IQの低い社会)はいわゆるSDGSやECO原理主義、クジラ保護、死刑廃止論といった社会活動で、馬鹿にしか見えない(実際はアッパー階級が扇動しているのだから、ますますそう見える)。
後者はファッションやエンターテイメントだ。
こうなるのは、社会は社会の構成員の同意がないと成り立たないため、平均IQにアジャストされる一方、文化芸術は作り手がウケのいいようにつくるからだし、ダサい頭の悪い文化芸術に憧れるやつはあまりいないからおのずと高くなる。