不要不急とは何か。
日本人は家族とあわないとか、飲み会をしないとか、そういうことを言うと思っている。
そうだろうか?
外国ではそう考えない人々が多かった。
家族と会うのは不急ではないが、不要ではないと考えた。宴会も大事だと考えた。
むしろ、不要なのはデスクワークではないか? リモートにしようじゃないか。となった。商店もしめよう。営業時間削ろう(なぜか日本では居酒屋だけが大きくたたかれている。いみわかんね)。
だから、あいかわらずホームパーティーしながらリモート率が日本よりもずっと高いことになった。
早い話、不要不急の外出が何かの違いである。
私は外国の考えに近い。
不要不急とはいうが、家族と会うのは大事だ。帰省すべきだ、と。特にコロナなんて日本じゃほとんど死なない。大した病気ではないのだ。
一方、仕事は不要だ。そうだろう? 皆無駄に暇つぶししてるんだし、リモートでいい。リモート。みーんなリモート。
が、この考えは国内ではキチガイ呼ばわりされるだろう。間違いない。
実家への帰省は慎むべきだが、満員電車通勤は構わない。そういう風潮なのだ。ちょっと理解できない。意味もわからない。
帰省なんて行きかえりの2回しか交通機関にのらない。満員電車は毎日かつ接触する人間の数もはるかに多い。
つまり、不要不急なんて論理的な話ではないのだ。価値観の違いだ。
私はコロナが始まったころから言っている。
日本では要なものが削がれ、不要なものがとくに削減されていない、と。