昔からハイヒールとかタイトスカートとか、レースだらけの下着とか女性らしい装いが好きではなかった。
タイトスカートをはく婦警や看護婦には違和感しかなかった。
着物もそうだ。好きじゃない。
浴衣みたいなのはいいが、日本髪に振り袖とか好きじゃない。
オタク大好きの黒髪ストレートロングも好きじゃない。
だからといって、ボーイッシュなのも好きではなかった。
フェティズムの象徴であるブルマやスク水もまるで魅力を感じなかったが、ブレザーよりセーラーは大好きだった。
まあこれが例外なのは当然と言えばそうで、セーラーは文字通り水兵の着るごりごりの「軍服」だったからだ。
それを女生徒用にアレンジしたのが今のセーラー学生服だ。男子学生は陸軍からインスパイアされたので詰襟なのだ。いわば、日本の学生は軍服を着ているのだ(幼稚園児が男女ともセーラーを着るのは西洋発祥の子供服の文脈だろう)。
女性性よりだが、くどくないものか、もともと男性の装いだが女性向けにアレンジされたものが好ましいとおもってきた。
そうだ。スカートもスコットランドではごりごりの男性衣装だ。だから広がったスカートはいいが、タイトスカートは嫌いだ。
女子学生のリクルート姿なんて最悪だ。
タイトスカート、ヒールの革靴、ひっつめ髪。吐き気がする。
下着もレースつきは嫌いで、カルバンクラインが大好きである。
髪形もボブよりは少し長いくらいでよい。
なぜかは知らないが、世の男性が好きな女性性の象徴みたいな衣装が嫌いなのだ。
例外はタイツだ。あれは嫌いだが、もともと男性の装いだ。けど嫌いだ。今は男性がほとんど着ないからだろうか。
一方、服飾ではなく、中身の話になると一気に原理主義者となり、でかければでかいほどいい、安産型であればあるほどいいと世間一般男性が引くくらいじゃない(たとえば、Fカップ以下は貧乳。Kからが巨乳)と満足ではない。
この落差の理由はわからないが、反転するとツイフェミみたいなやつの嗜好が見えてくる気がする。
彼らは社会的な女性性や男性性を嫌悪する一方で、本能的な女性性や男性性はむしろ一般人よりも肯定しているように見える。
たとえば、女性は無限の価値があり、何を言っても許されるのだ! というような感覚が彼女らには通底しているが、人間社会は基本男尊女卑なので女性に無限の価値はないが、動物界ではメスには無限の可能性と価値があるのだ。
基本的にツイフェミが憎んでいるのが弱男で、イケメンオラオラが大好きなのもそういうことであろ。
彼女らは社会的な男性性を否定し、本能のままに生きる。
そう考えれば、あくまでも男性というだけで社会が尊敬しろと要請する弱男は唾棄すべきものだが、社会的にはクズでしかない暴力イケメン無職は種付けしてほしい、というわけだ。
理屈も通じず、議論もできないのも、そういうことだろう。