J-POPはダンスミュージックにならない。
そんな風に思った。
J-POPは踊れないのだ。
オタクが家で聴く音楽なのだ。かつて洋楽厨はこの日本歌謡の特性が嫌いで洋楽になびいたのだろうが、洋楽厨はもう絶滅したなあ。
ダンスが出来る楽曲かどうかは重要だと思う。少なくとも世界で売るには。
YOASOBIがそうだが、今日本の音楽はアニメなしには語れなくなっている。
私が小さい頃は売れない歌手がアニメ主題歌を担当するものだったが、今は人気アニメの主題歌を歌うことが売れる必須条件みたいなものになっているし、少なくとも海外進出したいならアニメの主題歌を歌うか、もしくはアニメ的(きゃりーのように)でなければならない(例外はperfumeなんかのテクノだが、これをいうとアニメと最もシンクロのいい音楽ジャンルこそがテクノではある)。
アニメは小児性愛的だとして日本のメインカルチャーからは唾棄されてきたが、結局、これなしに日本の文化の海外進出はできないレベルまでになってしまった。皮肉というか、世間と国が推進するものは世界で受けないといういつものやつというか。
YOASOBIのMVはほとんどアニメだし、Adoは顔を出さずにアニメ絵をポートレートにしている。
アイドルは踊れる曲か?
確かに、推しの子でアイは踊っている。
が、アイドルは現実の人間が踊る曲ではなく、アニメ世界の住人が踊る曲だ、と思う。
BTSとかNewJeansとかとは違う。
彼らK-POPは踊れる。ダンスに非常に重い価値を置いている。
統一教会もそうだったが、韓国人はまず日本を実験場にする。少女時代などそうだっただろう。
そしてそこで得た知見をもとに世界進出を目論む。
BTSなどいい例だろう。
BTSは欧米で受けるダンスグループの側面と、日本のプライベートの姿を見せるアイドルの側面の両方があり、欧米ではこの後者の部分がSNS社会の現代にマッチした。
日本で古来からあるドル売りであるが、これを欧米用にローカライズできなかったのは、日本の芸能界がどこまで行ってもコネの河原乞食社会を脱せていなかったせいだろう(コネではどうにもならないアニメ・漫画が世界中で受けているのだから、いい加減河原乞食コネ社会、やめたらいいのに)。
ちなみに、個人的にだが櫻坂は好きだ。
彼女らはダンスに比較的重きを置いていて、歌のついでに踊っているのではなく、踊るための楽曲のように感じる。
とはいえ、個人がダンスホールで踊って楽しむ楽曲とは言えない。オタクがTVで見て楽しむダンスだ。
そして何より韓国の歌手グループは下半身にくる、ということだ。
これは超大事だ。
少女時代が日本で受けた理由のひとつに、セクシーアイドルの不在があったように思う。日本のアイドルはロリばかりでセクシー枠がなかった。
世界で受けるのは残念だがセクシーの方だ。
そして、私もそっちが好きだ。
パクジニョンがプロデュースしたのにNiziUは駄目だ。あれは売れない。セクシーじゃない。ロリだ。
不思議なのは、NewJeansは細身の女たちで少しも私の好みではないのに、下半身にぐっとくることだ。LE SSERAFIMもそうだ。
これは巨大な需要を喚起する。
細身だけどむっちり好き(私だ)にも訴えるボディ。売れないわけがない。女はあんなスレンダーな体型になりたいと憧れるし、男はファックしたいと思う。
しかし、どこがぐっとくるのかはわからん。
私の友人の女好きが言うには、指原はエロい。首から下がよい、と言っていた。やりちんが言うのだからそうなのだろう。実際彼女は美人の類いではなかったが、人気が出た。
さて、JUNG KOOKのライブ映像を見た。
男から見ても正直かっこいいと思った。そりゃ熱狂するわな、と。
熱狂している女がブスしかおらんのはどこの国も一緒だな、とも思ったが。
日本であのレベルは……おらん、な。