憂邦烈士連合会@ソロプレイ

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自動車は高価なので、私は中古しか買ったことがなかった

 自動車は高価なので、私は中古しか買ったことがなかった。

 だからだいた型落ちで、しかも壊れるまで乗るので、Bluetoothが普及した時期になっても、カーオーディオがカセットとラジオしかない車に乗っていた。FMトランスミッターが酷使され、3個は買い換えた

 冷却水が漏れるようになったが、週一で冷却水を補給することで乗っていたが、いい加減にしようということで、廃車となった。

 そう。中古販売なぞできるレベルではなかった。あんなんスクラップだ。
 なにせマフラーも壊れていたし、助手席はドアロックできなくなっていた。六〇キロ以上の速度を出すとゴーカートのようだった。

 次に乗った車もカーナビなどついていなかった。プッシュスタートになったが、まあその程度であった。こいつは水没し廃車となった。

 車両保険+αで購入したのが、今乗っているNボックスであるが、ナビ以外は何一つオプションのないほぼ素の車体だが、NボックスなのでEKワゴンワゴンRよりは高くついた。
 ただシートを倒すのがクッソ楽である。さすが日本一売れている軽自動車である。
 
 そもそも買った時点でかなり年式が古かった。ナビは道路情報が古すぎ、高速の情報はまるでアテにならない。

 で、新車を買おうということに最近なって、いろいろディーラー巡りをしているが、まあ、びっくりする。

 乗用車を買おうとしているのもあるが、パーキングブレーキがほぼスイッチになっている。
 なんで? と思ったが、電動なのだそうだ。
 シフトレバーもボタン化しているものが多く、速度計もデジタルだ。

 セレナはオールデジタルだったので、びっくりした。マジでタブレットみたい形状のものがハンドルのまえについているのだ。
 また年契約でインターネット回線の契約ができ、社内でWANが使えるのだそうだ。なんじゃそれは……。

 AppleCarPlayやType-C充電コンソールなどの説明にディーラーは時間を割く
 客が求める事項なのだろう。

 いや、シガーソケットついてりゃいいよと思うんだが。12Vとれればどうとでもなるんだよ!

 私はさすがに電装系は弄れないが、12Vとれるのをいいことに、ドラレコも自分でつけたし、タブレットをナビ代わりに乗せていたこともあった。
 なぜかLEDランプもディーラーはすすめてくるが、LEDランプの交換くらい誰でもできるわと思うが、今はほぼLED標準のようである。

 またハイブリッド車はでかいバッテリーを積んでいるので、100V電源が取れるようだ。これは便利だと思う。まあ、出来る人はガソリン車でもインバーター積むんだと思うが。

 安全装置もセンサーがそこら中についていて、死角の移動物を検知するとか、ハイ・ローだけではなく、左右のヘッドライトの明るさを自動調整して走るとか、ナビ情報がフロントガラスに投影されるとか。
 デジタル化がすごいな、と思う。
 
 また、今のミニバンは二列目のシートを倒さなくても三列目にいける(7人乗りや6人乗り設定)らしく、あの二列目シートを倒すという苦行から開放されるのは素晴らしい

 私はカメラが好きだが、なんとなく、機械製部品がない方が高級品と言う謎の思想が共通している気がする。時計業界とは違うようだ。

 カメラでもミラーレスは高級品扱いだ。しかし、私は一眼レフの方が好きだ。
 なので、旧来のガソリン車を選ぶと、シフト制御はレバーになり、速度計はアナログになったりするが、私はそれでいいと思うんだよ。困ってない。

 で、ミニバンやSUVを探しているが、各社ハードウェア的にはあんまり差がない。ほとんど同じだ。

 今、真の過渡期なのかもしれない。
 
 フイルムカメラがデジタルカメラになったとき、フイルムという悪習から解き放たれたコンパクトカメラは百花繚乱だったし、オリンパスE-1のような交換式一眼レフでも特殊な形状のものが現れた。
 まあ、結局2015年頃からミラーレスもクラシック回帰していくんだけども。

 ステアリングとフットブレーキという自動車がこの世にあらわれたときからほとんど変わっていない機構に近年メスが入っている。バイワイヤの波だ。

 必要悪だったハンドル形状と旧態然としていたフットブレーキはどうなるのだろうか。
 この二つはフィードバックや安全性が重要な部分なのでバイワイヤ化が遅いのだろう。

 電動機化はたぶん止めることができない。

 水素だろうがe-powerだろうが、駆動系からガソリンエンジンがなくなるのは既定路線だ。
 ネトウヨは反EVだが、EV化はとまるわけがない。単純に動力源がバッテリーなのか水素なのか、ガソリンなのか。その違いでしかなく、電動モーター搭載車になるのははっきりしている。

 ダイムラーが発明したとき、こんな複雑で燃費も悪く故障も多く操作体系も複雑なものが流行るはずがないとされていた
 しかし、航続距離と充電時間というディスアドバンテージから電気自動車は主流になれず、補給の不便さと始動時間の長さから蒸気自動車は消えていった。

 これも一眼レフを思い出す。

 複雑な機構を持ち、シャッターショックがあり、ピンズレが起こる一眼レフは必要悪だった。ミラーレスが世に出てくるまでは。
 そして、ミラーレスカメラ自体は大昔からあったし、一眼レフが世に出たとき、まさか戦後一眼レフが世界を支配するとはだれも思わなかった。

 私はブレーキとステアリングは機械式の方がいいと思う。しかしそれも古い思考になるのは時間の問題だ。