憂邦烈士連合会@ソロプレイ

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電子機器の破損を恐れる人々

 私は最小機能でいいと考えるタイプであるが、昔使っていて、今も年に一回小豆をたくためだけ(正月)に使用されている炊飯器はタイマー機能と保温機能しかない。何時何分ではなく、何時間後に炊き終わるという設定だ。シンプルである。

 実家で40年酷使されているトースターは電子部品はひとつもない。
 つまみを回すとギーっと機械式タイマーが唸る。
 祖母の家の時計はいまだにゼンマイ式で、たまに巻かないと止まる。

 車にせよなんでもそうだが、電子化を恐れる人々が一定数いる。
 これが考慮に値しないのは、積極的に電子化を取り入れてきた業界の一つが航空業界という安全性と規制にはとんでもなくうるさい業界だったことからもわかるだろう。
 ではなぜか恐れるのか。

 突然壊れるからだ。
 HDDとSSDの違いといえる。

 HDDは記録部分に機械的機構があるため、壊れる前には兆候がある。カリカリと音がするのだ。一方半導体であるSSDは突然壊れる。なので常に内蔵マイコンが破損具合や損耗具合を確認している。
 自分でそれをチェックするか、チェッカーを入れておかないと、物理的に人間の知覚で破損しそうだ、と確認することはできない。
 この突然の破損を恐れているわけだ。

 機械的機構は初期不良を除けば、損耗や外的な要因で破損する。そして兆候がある。
 一方、デジタルはどんなに経年しても、そのデジタルデータ自体は損耗しない。

 もうひとつはフィードバックがある。
 タッチパネルが気持ち悪いのは、物理ボタンのように押した感じがしないからだ。人間は外界とのフィードバックで生きているので、これがないと不安になる。

 カメラでもモーター式のピントリングはレンズのピント機構の重みがわからないから気味が悪いし、ブレーキペダルやステアリングからのフィードバックで運転してきた旧来のドライバーにとってバイワイヤは気持ち悪い。