憂邦烈士連合会@ソロプレイ

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【AI】生成と解像度

 AIの生成した絵が変に見えるのは単純に解像度の話に過ぎない。
 デジカメで撮影した写真だって、拡大すれば変だ。だって、私たちは世界をドット単位で見ていないのに、拡大するとドットが並ぶだけの珍妙なデジタルデータなのだ。

 デジタルはすべてそうで、いわゆる量子化の過程で分散値となっていて、拡大するとおかしくなる。音楽もそうだ。
 音楽も飛び飛びの値でしかなく、レコードのように音が一つながりになっているわけではないが、私たちの耳では区別できない。

 AIもそうだ。
 AIが生成する画像の解像度がとんでもなく高くなれば、これは分散値が限りなく細かくなったデジタルデータと同じで、それは限りなくアナログデータに近い何かだ。AIの非合理性も、巨大な解像度の前に消えてなくなる

 AIがもし32Kくらいの画像データをドット単位で処理するようになれば、私たちはフェイクとホンモノの区別をつけることは、それこそ、カメラ界隈でいうところの等倍鑑賞をしない限り、無理だ。
 CD音源と生音の区別がつかないのと同じなのだ。
 デジタル音源も周波数をさげると違いが分かってくる。AIはまだ生成の解像度が低いために、おかしいのだ。