ネットの情報量は増えたが、増えただけで、身がない

 ネットの情報量は増えたが、増えただけで、身がない
 身がないだけじゃなく、無意味にコピペされたデータが乱立していて、中身もない。
 情報量だけ増え、情報自体は増えていない
 たとえば、youtuberが配信をする。切り抜きが乱立し、さらにその切り抜きを張り付けたまとめがサイトが何十個もある。ね? データ量だけ増えて、情報は増えてない。
 昔のネットは少なからず自己満、自己顕示欲が支配していた。いまもそうだが、いまは猫も杓子もアフィだらけになった。結果として、マイナーな情報は消え、ウケそうなものばかり、似たり寄ったりの情報がコピペされて流布される。アフィは一定の炎上は収入になるから望むが、炎上しすぎるのは望まない。
 そのせいで、確かに自己顕示欲の肥大化した馬鹿は減ったが、ウケのために犯罪行為を繰り返す人間は増えた。再生数で儲けるためには、誰もが理解できるものではないといけない。ワイドショーでもりあがるのは、犯罪と不倫である。youtuber同士の不倫や暴露が横行し、何の実にもならない情報だけが増え続ける。
 youtuberは一般人なので、公人の政治家の不倫のような価値はないのだ。
 子供向けのyoutuberは男の子向けなら十把一絡げにトミカで、もはや再生数が稼げるかどうかは運の世界だ。
 そもそも、20年くらいまえまではネットの情報はテキストベースのものが多く、通信量を圧迫するからとISDN回線だと画像も嫌悪する場合すらまだあった。
 テキストベースが動画になったが、動画と言うのは情報量は多いものの有益な情報は多くない。世の中、youtubeで小銭稼ぎしたいがために、テキストスクロール動画という狂気の産物まで生まれた。私には発想すらわかない。
 テキストベースなら5分で読めるところを、同じ情報を得るためにテキスト動画にされたら倍以上の時間がかかり、巻き戻すのも面倒だ。
 世間は動画を求めている。これは理解できる。
 なぜならネットがはびこるずっとまえから、TVこそが娯楽の王様で、市場規模が段違いだった。アメリカなんて映像産業と書籍産業を比べると、あり得ないほどの差がある。日本もそこまでではないが、同様に埋めがたい差がある。
 私は案外、出版業界は安泰なんじゃないかと思う。
 テキストベースを望む人間の数は昔から少数で、今も少数だが、私含め彼らは動画に移行する気はないからだ。動画に移行するのはTV大好き人間たちだ。