フロッピーディスクを馬鹿にする風潮があるようだが、CDが現役なんだからフロッピーが現役でもいいじゃないか。
CDは1982年に音楽用光ディスクとしてリリースされた古いメディアで、40年選手である。
むしろ、現在メジャーな3.5インチフロッピーディスクのほうがあとで1984年にソニーの規格がISO化され、ドライブ自体は1983年から製造された。
CDより1年後輩なんだよ!!
そもそも2010年頃になってもAドライブって結構民生用のデスクトップにもついてた気がするんだよ。実際、コミケでテキストファイルの入った3.5インチフロッピー配布していた人いたし。
ただそのあと急激に減退したけど、これってシリアルポートが撃滅された時期と同じだと思うんだよね。
まあ急激になくなったのは、USBメモリの価格帯がすごく安くなったことだと思う。シリアルポートが撃滅されたのもUSBの普及だしね。
デジカメも2010年頃からCFが撃滅されてSDに切り替わるんだよね。もっとも、SDカード自体もそれなりに古く、1999年に開発発表されている。
まあ、この三者って記憶媒体だけど、それぞれ、磁気、光、半導体で全部違う。
このうち、磁気を使った記憶媒体ってのが昨今は消え去った。フロッピーだけじゃない。カセットテープやVHS、HDDもそうだ。用途が近い半導体製品に置き換わった。USBメモリやSSDなんかだ。
で、あいかわらず光ディスクってのは別軸で存在する。
なんでかっていうと、光ディスクは保存用としてもつかわれるけど、配布用メディアなんだよね。一枚の製造原価が半導体よりもすこぶる安く、軽く、かさばらない。また、再生にパソコンは不要であったりする。
そもそも、CDはレコードの代替品として発明された。
レコードは原理的にはCDと近いというか、全く同じで、光を使うか、物理的な針を使うかの違いでしかない。
USBメモリが書込用ブルーレイと同じくらいの価格帯になれば、専用ドライブレスのUSBメモリに置き換わるとは思うが、まだまだ先のように思う。
それよりも光ディスクの敵はストリーミングである。なぜなら、ストリーミングも配布の形態のひとつだからだ。