世の中、よく考えなくても嘘だとわかる嘘が真実であり、また強い社会的影響力をもって語られることが多い。
たとえば、サブリミナル。
これがあり得ないことはすぐわかる。というのも、サブリミナルは1/1000秒とかいう短時間映像を投影すると、無意識下で影響されるというものだが、それは無理なのだ。
というのも、最初の実験は映画だったが、映画は秒24コマか36コマで、せいぜい1/36でしかない。現在の高速な液晶画面でも、1/120である。
無理なのだ。
続いて、アマラとカマラ。いわゆる狼少女である。
そもそも、オオカミの母乳で人間が育つものだろうか? 調べればすぐわかるし、そもそも、犬の乳を牛乳のように飲まないのは栄養価が人間にとってないからだ。豚の乳だって飲まない。
乳牛が便利だから? それは違う。山羊乳はよく飲まれるからだ。だが、羊は飲まない。
元寇の神風=台風もおかしい。
一回目はその神風がやってきたのは10月30日ごろだそうである。そんな時期に台風がくるわけがない。
続いて二回目、台風の時期であった。しかし、何十艘もの巨大な船を沈めるような台風はとんでもない巨大台風であろうことは想像に難くない。そんなものを「神風」と呼ぶだろうか?
絶対に、全国的に巨大な被害がでたはずなのだ。
そもそも、元に対する勝利など鎌倉と武家にとっては重要かもしれないが、百姓はそうではない。米の方が大事だ。
実際、当時は凶事とされたようだ。