なんでもかんでも認めろ。美しく思え。
そうじゃないなら、出ていけ。
そういう偏狭な愛国を求めるやつが多すぎる。
愛ってそういうもんかね?
世の中には、妻をぼろっかすにけなしているのに、実は愛妻家みたいなのいっぱいいる。
愛国もそういう側面もある。
日本はクソといいつつ、愛している。
そういう愛こそ、一面的ではなく、深い愛のように思う。あばたもえくぼ。そこまで至っていないのだ。美しいと思わねばならないと思っている自称愛国者は。
いやなら出ていけ?
いやとは言っていないのだ。
クソと言っているにすぎない。
うちの妻はクソだが、可愛いというのは成立する。日本はクソだが、出ていく気はないというのも同様に成立する。
まさか、愛国だけが、通常の愛情と違うというのだろうか?
もしそうなら、そんな偏狭なのは愛ではない。
美しい日本とかいっているやつ、いやなら出ていけといっているやつは、愛国者ではない。くそを愛せてこそ、醜くても愛してしまうことこそ真実の愛。そこに至っていない。
美しくないと愛せないというなら、単なる面食いだ。
私は日本はクソだし、別に美しい国じゃないが、出ていく気はもちろんない。世界で一番愛している国であることに変わりはない。